尾道デニム写真集  page 52 ~家具職人~

今回は委託販売でお預かりしている家具職人さん4名のデニムをご紹介いたします。 こちらの職人さんたちは東京で造形家具などを作られており、1966年創業と歴史が長く、現在は新しいこと面白いと思うことにチャレンジングな会社さんです。 技術も設備もあるので、いろいろなところから「これどうにかなりませんか?」と相談が来て、全てトライしていく姿勢が素敵です。 若い職人さん、女性も多く、元気がある会社です。木材を扱うお仕事、みなさんのデニムに共通点はあるのか?それとも同じ家具職人とはいえ、仕事の仕方・作業が違うと仕上がりも違うのか?早速見ていきましょう。 【 LOT No.11482 】MODEL:PJ001サイズ:W 81cm / [...]

2023-08-12T17:29:10+09:002023. 08. 12|

尾道デニムにあるコミュニティのはなし

今日は、オノミチデニムショップの店長キョーちゃんに付いて、タカシと一緒に初デニム回収に行ってきた。 尾道を出発して、瀬戸田、向島、浦崎、松永、東尾道を回って尾道商店街に戻るコースだ。しまなみ海道の橋を渡り、フェリーに乗り、海沿いの道を走る、瀬戸内海満喫ツアーのような1日。 デニムショップでは毎週金曜日が「デニム回収日」で、プロジェクト参加者さんが1週間はいたデニムを回収すると同時に、交換で洗いたてのデニムを渡す。そうやって、一年ほどはいてもらったデニムが「リアルユーズドデニム」となって販売される。 行く先は、カフェ、柑橘農家、漁協、ラムネ製造所、自動車修理工場、蒲鉾屋などなど… そこで出会う人々こそが、人気のユーズドデニムの立役者ということになるのだが、はじめましての私は会話に乗れたり乗れなかったり…だけどキョーちゃんは、それはそれはみんなに可愛がられてて、先々で「あれ売れたよー」とか「この色落ちいいね」などデニム談義に花が咲き、はたまたおばあちゃんのお家でジュースを呼ばれながら昔の武勇伝を聞いたり、おじちゃんから野菜をもらったり、農家さんから夏みかんをもらったり…そうしてその場は笑いが絶えない。 このプロジェクトは、デニムというツールを通して行われている一つのコミュニティ形成でもあるということが、よくわかる。これがあるからこのプロジェクトは、特別で価値があるのだ。 かくして、オノミチデニムのユーズドは作られていく。尾道で働いた人たちの働いた時間を写しとって。毎週交わされる会話や笑いの中で少しずつ表情を変えながら。 一本のジーンズにこれだけ物語があることを店の人間が知っているから、買うひとに伝えることができるのだ、と、改めて思う。 さて、それに加えて今日は、お店のスタッフ、ミクちゃんの最後の出勤日でもあった。もうすぐ北アルプスに旅立つ彼女に励ましの言葉をかけようと、参加者さんや商店街の人たちがたくさん来てくれてて、寂しさもありつつもミクちゃんが愛されてたことと、尾道の人情味溢れまくってることが、なんだか嬉しい最後だった。 ミクちゃん、がんばれー!また尾道来てね。 [...]

2023-07-09T16:40:00+09:002023. 07. 09|

尾道デニムたちの個性的な「ヒゲ」に注目

デニムの顔といえば「ヒゲ」ヒゲとは太ももの上にできるシワによってできる色落ちの濃淡のこと。くっきり出ているものも出ていないものもそのデニムの個性。穿いた時の印象もここでぐっと変わります。尾道デニムではお仕事ならではのヒゲの付き方はもちろん、その方の体型や習慣、穿いている時間やサイズ感(緩めに穿くかぴったり穿くか)など、様々な要因によって仕上がりに個性が出ていることがわかります。今回はそんな「ヒゲ」にフォーカスして尾道デニムたちを見比べてみていきたいと思います。 RESOLUTE 710 職業履歴:歯医者 職業履歴:イラストレーター 職業履歴: 小学校の先生 職業履歴: 庭師 RESOLUTE [...]

2023-01-08T12:17:01+09:002023. 01. 08|

尾道デニム写真集  page 51 ~牛飼い~

2023年1本目の尾道デニム写真集は、黒毛和牛を育てる牛飼いさんが育てたデニムのご紹介。 LOT No. 11398職業:牛飼いMODEL:PJ001サイズ:W 87cm / L 73cm (W34/L30)price:¥42,000+tax穿き込み期間:約1年半 主に肉用として出荷するために黒毛和牛を飼育しています。前沢牛という少しマイナーなブランドの牛肉として店頭に並んでおり、子牛の出産から肉用として飼育して出荷までを一貫して行っております。このデニムは牛の世話や田んぼ仕事等をするときに着用してくださっていました。 [...]

2023-01-07T17:19:52+09:002023. 01. 07|

誰でもデニムプロジェクトに参加できる!ONOMICHI DENIM PROJECT参加権の紹介

尾道の町で暮らす人たちが実際に穿くことで完成する、尾道デニムプロジェクトのデニム。実は尾道に住んでいなくても、プロジェクトへ参加することができます! 尾道デニムとは尾道デニムは尾道の町の漁師や大工・農家・住職など様々な職業の方々に約1年間ワークパンツとして穿いてもらうことでユーズドデニムに育てるという方法で作られています。機械加工では作り出すことのできない、仕事や日々の生活の中で刻まれたシワや自然な色落ちなどの個性があり、尾道デニムはすべてが1点もののデニムです。 尾道デニムは、尾道の町で暮らし働く方に穿いていただき、1人につき2本のデニムを【穿く→回収】【配布→穿く】を毎週交互に繰り返し、回収したデニムは専門の工場で洗います。これを毎週、経年変化を確認しながら繰り返すこと約1年で完成となります。 デニムプロジェクト参加時に押すシリアルNo. 尾道デニムプロジェクトに参加するには尾道デニムプロジェクト(ODP)参加券 価格:¥1,000(税抜き)尾道以外からもプロジェクトに参加できる委託販売システム。 デニムと尾道デニムプロジェクト参加券を購入するRESOLUTE710/711もしくはPJ001と一緒に尾道デニムプロジェクト参加券を購入します。シリアルNo.をデニムにスタンピングプロジェクト参加の証明としてシリアルNo.をデニムのポケット裏にスタンプします。デニムをしっかり穿きこむ育ったデニムを尾道デニムショップへ預けるかっこよく育ったデニムを尾道デニムショップにお持ち込み、もしくは送っていただき査定後に委託販売を開始します。※当店への送付の際の際の送料はお客様のご負担となります。あなたの物語をお伝えしながら、大切に販売されます。販売成立、金額の70%があなたのもとへデニムの販売が成立したら、そのデニムの販売価格の70%があなたのもとへ入ります。あなたの物語は次の方へつながれていきます。 委託販売でお預かりしたデニムは、尾道デニムショップであなたの物語をお伝えしながら大切に販売されます。販売価格は尾道デニムと同様に査定で決定します。(税抜き26,800円~48,000円)その際にどんな時に穿いていたかデニムとのエピソードをお聞かせください、販売価格の70%がオーナーに入る仕組みとなります。 販売価格デニムの状態によってSからGまでの7ランクに振り分け。ランク付けについては、デニムの色落ち、アタリ感、汚れ等全体的なバランスをチェックし、SHOPスタッフが査定をいたします。S:¥48,000A:¥42,000B:¥38,800C:¥35,800D:¥32,000E:¥29,800G:¥26,800 ※すべて税抜き払い戻し金額販売価格の70%例:販売価格¥35,200(税込)のデニムが売れた場合、→払い戻し額¥24,640(税込)清算方法販売後お客様へご連絡し、店舗よりお振込み ※委託販売お預かりの際は、専門工場での洗濯・乾燥代として550円(税込)を頂戴いたします。 委託販売へ出す際の詳細な流れはこちらをご覧ください。>> [...]

2023-10-16T18:28:26+09:002022. 09. 18|

尾道デニム写真集  page 50 ~僧侶~

本日は長崎より届いた委託販売のデニムをご紹介。 今回で3本目となる”僧侶”デニムが完成しました。これまで、RESOLUTE710、PJ001と計2本のデニムを作って来られ今回はRESOLUTE711。太めのシルエットの711はこれまでよりは少しやわらかい色落ちに。 LOT No. 11318職業:僧侶MODEL:RESOLUTE 711サイズ:W 76cm / L 77cm [...]

2022-08-18T20:17:28+09:002022. 08. 18|

大工さんが穿き込み中のデニム

約半年間穿き込まれた大工さんのデニムがすでに迫力満点。完成前ですが経過報告としてご紹介させてください。(※今回ご紹介する写真は全て工場での洗濯前のものです。) 最近自宅を自らの手で建てられた大工さん。このデニムを穿き始めた時期はお仕事が終わってから、夜な夜な自宅の作業をして相当しんどかったそう。それでも、こだわりを詰め込んだ大切なお家が完成した時の喜び、つらかった日々も含め大事な思い出が詰まっています。普段の仕事ではすることのない、クロス屋さんや左官さんの作業もしていたので、今まで育ててきたデニムとは一味違う色落ち。今後のデニムでこのような色落ちになることはなさそうです。 膝の穴もポイント。腰が痛いのでどうしても膝を突いてしまうそう。 左官作業をしていたときについた水性のアクリル樹脂。これは洗っていくうちに落ちてしまうかもしれません。わざとつけようと思って着くものでもないので、ぜひ残っていてほしいなぁというのが本音です。笑 お尻の部分は道具入れで擦れた跡。道具を入れて重くなればなるほどアタリがしっかりついてくるそう。 そして衝撃の毎日洗濯してこのハチノス。汗をかいたり砂誇りで汚れることも多い現場なので毎日洗濯しないと次の日穿けたものじゃない…ということで、専門工場の洗濯に加え毎日自宅で洗ってくださっているそう。洗わず穿き続ければハチノスが出来るという定義が、この大工さんによって壊されました。どれだけのお仕事をしているのか思わず感じてしまいます。 完成まで残り数か月。デニムの酷使具合で行けばナンバーワンを争える大工さん。これからどんな仕上がりになっていくのか、、乞うご期待です。

2022-08-07T15:32:15+09:002022. 08. 07|

尾道デニム写真集 page 49 ~デニム工場~

LOT No. 464A職業:デニム工場MODEL:RESOLUTE 710サイズ:W 68cm / L 68cm (W27/L29)price:¥38,800+tax デニム生地生産量は国内トップシェアを誇り、その品質は日本はもとより海外からもその実績を高く評価されるデニム生地メーカー「カイハラデニム」の工場で働く方のデニムをご紹介。尾道デニムのオリジナルデニムの生地たちもカイハラさんで生産されたものです。 [...]

2022-01-23T17:12:04+09:002022. 01. 16|

尾道デニム写真集 page 48 ~海技学院~

LOT No. 762A/B職業:海技学院MODEL:RESOLUTE 711サイズ:W80cm / L75cm (W33/L32)price:¥42,000+tax 今回の尾道デニム写真集では、海の学校 "海技学院"で先生をしている方のデニムをご紹介いたします。 尾道の海技学院では、小型船舶(ボート)の操縦士の免許を取得することができます。総トン数20トン未満の外洋小型船舶の船長資格です。航行区域の制限はなく、世界の海を航行できるそう…!それを聞くと夢が広がりますよね。このコロナ渦のいま船舶免許の需要が高まっているそうで、免許取得のため遠方からも良く来られるそう。 [...]

2021-12-27T19:04:55+09:002021. 12. 27|

<委託販売デニム紹介>「39デニムプロジェクト」第1弾!

以前こちらの記事でご紹介した、埼玉県の建設会社「サンクジャパン」さんが尾道デニムプロジェクト・オリジナルデニム「PJ001」をユニフォームとして採用していただいてから約1年、、、その第1弾が今回SHOPに届きましたのでご紹介させていただきます! 尾道デニムプロジェクトからの前回の記事はコチラからご覧いただけます! https://www.onomichidenim.com/archives/14733 そして、サンクジャパンさんのブログには丁寧にそれぞれのデニムの育ち具合が記録されており、中には365日PJ001を穿いてくださる方も、、ありがたい限りです。 https://cinq-japan.com/denimproject01/ https://cinq-japan.com/cinqdenimpjoject_vol1/ https://cinq-japan.com/cinqdenimproject_vol2/ https://cinq-japan.com/39denimproject_1year/ 第1弾、「39デニム 1st.」は色落ちのイイ感じのものから、とのことで4本のかっこいいデニムが尾道へ帰って参りました。 [...]

2021-12-24T10:59:50+09:002021. 12. 23|

尾道デニム写真集 page 47 ~鉄工所~

LOT No. 726B職業:鉄工所MODEL:PJ001サイズ:W76cm/L72cm(W30/L30)price:¥38,800+tax 鉄工所で働く職人さんのデニム。プロジェクトではデニムを穿いてお仕事されているだけでなく、店内のTシャツをかけるハンガーラックや、デニムフックなどを製作してくださったりなど、お世話になっている職人さんです。 後ろは表と対照的に綺麗な仕上がりですが、、、 左足の裾にはうっすらと安全靴のブーツの痕跡が。細かいところも職人さんの成せる業。靴を見せてくれた時には、「この靴な、鉄板入っとんじゃで」って自慢気に教えてくれました。 安全靴(鉄板の入った靴)の写真を撮らせてもらいました。年季の入った靴にデニムも映えていていい感じです。 穿いてみました。スタッフの普段はレングス32のPJ001を穿いています。右ポケットにはスマホを入れていたようで、遠目でもアタリが目立ちます。 鉄粉が飛んでいてヒザが若干グレーになっている、なかなか派手な色落ちなんですが、穿いてみると案外馴染んでくるもので、新品から穿いてるPJ001に加えて、ヴィンテージデニムとして普通に欲しくなってきました。 そんな鉄工所の職人さん、毎回交換日にはクッタクタに疲れた様子で来られます。 [...]

2021-12-24T17:14:39+09:002021. 11. 20|

柑橘農家さんからデニムプロジェクトへ、お手紙をいただきました。

今回は、プロジェクトに参加する柑橘農家さんからONOMICHI DENIM PROJECTに参加して感じたこと、デニムに対する想い、参加者としての生の声をいただきました。実際、畑作業をデニムでするのってどうなの?大変じゃないのかな?と私たちも疑問に思うことがたくさんあるのですが、想像していたよりも嬉しい言葉たちばかりでした。少しうるっとくるほど。。正直プロジェクトをスタートさせるときに、こんな想いでデニムを穿いてくれる方たちがいるだなんて誰が想像できたでしょうか。。嬉しい気持ちを皆さんにシェアしたくて、今回は記事にさせていただきました!こんなに素敵なプロジェクトなんだぞ!という自慢です。(笑)読んでいただけると嬉しいです。 今回メッセージをくださったのは高根島というところで親子で柑橘農園を営む小河さん。お父さんの畑を継ぐため本当に一生懸命お仕事をされています。とってもチャーミングなお二人はいつお会いしても元気がいただける存在です。 今までの農作業では、家にあるデニム(尾道デニムより薄め)や、ビニールでできているシャカシャカズボンを穿いて畑に入っていました。尾道デニムを穿いて仕事を始めてから、もうシャカシャカズボンや今までのデニムには戻れなくなってしまいました!何故かというと、尾道デニムは頑丈だから、樹のトゲや枝から、足元を守ってくれるんです。私にとって鎧みたいなものです。(笑) 私たちの農園は、樹を密植させているから、樹と樹の間の通り道が狭くて、余計に体が枝に当たってしまうんですが、痛いのを怖がらずに、躊躇せずに畑を歩けるようになりました。柑橘を入れるコンテナを運ぶ作業のときは、デニムが足元(特に太もも)をカバーしてくれて痛くないんです。どんな作業でも、頑丈な尾道デニムを穿いていないと、仕事しづらいと思ってしまうほど、私にとって安心感があるものです! あとは草の種がデニムに付いても、手で払えば落ちるのは嬉しいです。フリースみたいな生地についてしまうとおおごとで(笑)、引っ張ってようやく取れるという感じです。 尾道デニムは、どれだけ汚れたり擦れたりしてもいいから、躊躇なく膝を土の上に付けるし、洗濯物も減るし、とても助かっています! [...]

2021-04-27T20:22:48+09:002021. 04. 27|
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