
2023年1本目の尾道デニム写真集は、黒毛和牛を育てる牛飼いさんが育てたデニムのご紹介。
LOT No. 11398
職業:牛飼い
MODEL:PJ001
サイズ:W 87cm / L 73cm (W34/L30)
price:¥42,000+tax
穿き込み期間:約1年半
主に肉用として出荷するために黒毛和牛を飼育しています。
前沢牛という少しマイナーなブランドの牛肉として店頭に並んでおり、子牛の出産から肉用として飼育して出荷までを一貫して行っております。
このデニムは牛の世話や田んぼ仕事等をするときに着用してくださっていました。
決してヒゲやハチノスがくっきり出ている色落ちというわけではないのですが、ぱっと見たときにデニムから感じる荒々しさがとてもかっこいい一本。しっかり働き、しっかり洗った武骨さがとても良い風合いです。
PJ001ならではの荒々しい色落ちと牛飼いさんとの相性が抜群だなと感じました。

牛舎内で使う牛の餌入れ等の製作や牛舎の補修作業中になどで引っ掛けたり、牛舎内で古い釘の頭が飛び出ているところに引っ掛けたりする場合が多いそう。
牛は鉄分を摂取するため釘もよく舐めるそう。
「牛飼い」という仕事をする中で「釘」というものは切り離せないものだとか。それがデニムの仕上がりに表れているのがなんだか嬉しいです。

このデニムを穿き始めた日にタイミングよく牛の分娩があり、一頭の子牛が産まれてから出荷されていくまでの間の成長を共に見守ったデニムでもあります。太ももによく額を擦り付けてくる子牛だったそうで、色落ちの何割かは牛が頑張ってくれた結果かもしれませんね。
分娩というイベントも重なったので思い入れのあるデニムでした。次に受け継いでいただく方にもこのデニムを楽しんで穿いていただけますように!
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KYO WATAYOSHI
今までただのファッションアイテムだったデニムが、このプロジェクトでは人と人を繋ぐアイテムになっています。そんな魅力に引き寄せられ尾道にやってきました。尾道の個性豊かで濃ゆ~い街の人々の魅力、そして働く姿のかっこよさというものを、デニムを通して発信していきたいと思います。

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