約半年間穿き込まれた大工さんのデニムがすでに迫力満点。完成前ですが経過報告としてご紹介させてください。(※今回ご紹介する写真は全て工場での洗濯前のものです。)

最近自宅を自らの手で建てられた大工さん。このデニムを穿き始めた時期はお仕事が終わってから、夜な夜な自宅の作業をして相当しんどかったそう。それでも、こだわりを詰め込んだ大切なお家が完成した時の喜び、つらかった日々も含め大事な思い出が詰まっています。普段の仕事ではすることのない、クロス屋さんや左官さんの作業もしていたので、今まで育ててきたデニムとは一味違う色落ち。今後のデニムでこのような色落ちになることはなさそうです。
膝の穴もポイント。腰が痛いのでどうしても膝を突いてしまうそう。
左官作業をしていたときについた水性のアクリル樹脂。これは洗っていくうちに落ちてしまうかもしれません。わざとつけようと思って着くものでもないので、ぜひ残っていてほしいなぁというのが本音です。笑
お尻の部分は道具入れで擦れた跡。道具を入れて重くなればなるほどアタリがしっかりついてくるそう。
そして衝撃の毎日洗濯してこのハチノス。汗をかいたり砂誇りで汚れることも多い現場なので毎日洗濯しないと次の日穿けたものじゃない…ということで、専門工場の洗濯に加え毎日自宅で洗ってくださっているそう。洗わず穿き続ければハチノスが出来るという定義が、この大工さんによって壊されました。どれだけのお仕事をしているのか思わず感じてしまいます。

完成まで残り数か月。デニムの酷使具合で行けばナンバーワンを争える大工さん。これからどんな仕上がりになっていくのか、、乞うご期待です。