柑橘農家さんからデニムプロジェクトへ、お手紙をいただきました。

今回は、プロジェクトに参加する柑橘農家さんからONOMICHI DENIM PROJECTに参加して感じたこと、デニムに対する想い、参加者としての生の声をいただきました。実際、畑作業をデニムでするのってどうなの?大変じゃないのかな?と私たちも疑問に思うことがたくさんあるのですが、想像していたよりも嬉しい言葉たちばかりでした。少しうるっとくるほど。。正直プロジェクトをスタートさせるときに、こんな想いでデニムを穿いてくれる方たちがいるだなんて誰が想像できたでしょうか。。嬉しい気持ちを皆さんにシェアしたくて、今回は記事にさせていただきました!こんなに素敵なプロジェクトなんだぞ!という自慢です。(笑)読んでいただけると嬉しいです。 今回メッセージをくださったのは高根島というところで親子で柑橘農園を営む小河さん。お父さんの畑を継ぐため本当に一生懸命お仕事をされています。とってもチャーミングなお二人はいつお会いしても元気がいただける存在です。 今までの農作業では、家にあるデニム(尾道デニムより薄め)や、ビニールでできているシャカシャカズボンを穿いて畑に入っていました。尾道デニムを穿いて仕事を始めてから、もうシャカシャカズボンや今までのデニムには戻れなくなってしまいました!何故かというと、尾道デニムは頑丈だから、樹のトゲや枝から、足元を守ってくれるんです。私にとって鎧みたいなものです。(笑) 私たちの農園は、樹を密植させているから、樹と樹の間の通り道が狭くて、余計に体が枝に当たってしまうんですが、痛いのを怖がらずに、躊躇せずに畑を歩けるようになりました。柑橘を入れるコンテナを運ぶ作業のときは、デニムが足元(特に太もも)をカバーしてくれて痛くないんです。どんな作業でも、頑丈な尾道デニムを穿いていないと、仕事しづらいと思ってしまうほど、私にとって安心感があるものです! あとは草の種がデニムに付いても、手で払えば落ちるのは嬉しいです。フリースみたいな生地についてしまうとおおごとで(笑)、引っ張ってようやく取れるという感じです。 尾道デニムは、どれだけ汚れたり擦れたりしてもいいから、躊躇なく膝を土の上に付けるし、洗濯物も減るし、とても助かっています! [...]

2021-04-27T20:22:48+09:002021. 04. 27|

尾道デニム写真集 page 46 ~酒屋~

地元の大人から小学生まで幅広い世代に愛される老舗の酒屋さん。デニムプロジェクトに参加する前から仕事着は何十年もデニム。膝が破れるまで穿き続けるのが当たり前だったそう。 LOT No.677A職業:酒屋MODEL:PJ001SIZE:W78cm L70cm (W32 L30)PRICE:¥42,000+tax--私は、亀田酒店といいます。尾道市内で、酒屋をしています。創業110年で、三代目です。尾道デニムのジーパンを1年間に367日(365日)穿いています。生地はとても強く、やぶれたことがありません。-- 冠婚葬祭以外はもうずっとデニム!という酒屋さん。趣味のバレーの日はジャージに穿き替えるそうですが、この1年はコロナウィルスの影響もあり本当に365日デニムしか穿いていなかったとのこと! そんな毎日穿いているデニムが、気を抜くとお腹が苦しくなってしまう。ということでジムに通って体型をキープしてくださっているんです。このプロジェクトに対して、なんと嬉しい心意気。プロジェクト参加当初から考えると、毎年ウエストが1インチずつサイズアップしてしまっているのですが、、笑それだけこの方のデニムを穿ける方の幅が広がっているはず! [...]

2021-03-12T17:04:05+09:002021. 03. 02|

尾道デニム写真集 page 45 ~柑橘販売~

こんにちは。本日は久しぶりの尾道デニム紹介です。 レモンの生産量日本一を誇る生口島は柑橘の栽培が地域です。そこで柑橘を栽培する方がいれば、販売をする方もいます。本日は生口島から全国へ美味しい柑橘を届けるお仕事、柑橘販売の方のデニムをご紹介します。LOT No.677A職業:柑橘販売MODEL:PJ001SIZE:W84cm L68cm (W32 L28)PRICE:¥38,800+tax 本州からしまなみ海道を渡って3つ目の島にあたる生口島の瀬戸田というエリアにある、しおまち商店街の中にお店はあります。お土産用の販売から配送までを行っています。築100年以上になるというこちらの建物を少しずつ自分の手で修繕しておられます。そんな日曜大工が趣味ということで、最近は何を作ったのかなどお伺いすると目を輝かせてお話してくださる姿がとても微笑ましいです。そうしていつも慌ただしくされている姿からデニムを見ると、なるほどなという仕上がり。このデニムの一番の特徴は、膝のダメージ。柑橘農家さんでも中々開かない穴が開いてしまっています。柑橘農家さんとの違いは、作業する場所が"柔らかい土の上"か、"固いコンクリートの上"かということも関係しているのかもしれませんね。 この膝の穴、「このまま穿いているとお仕事に支障もあるかもしれないので、直しますか?」と何度聞いても、返ってくる答えは「ええんよ、ええんよ!わしのことは気にせんで!」そうおっしゃってくださる姿が何とも可笑しいくて、そんなチャーミングな人柄を思い出すこのダメージは私のお気に入りポイントです。なのであえてリペアもしておりません。 [...]

2021-02-22T14:58:04+09:002021. 02. 22|

【働く人×デニム インタビュー vol.3】デニムとラーメンで尾道を盛り上げたい

皆さま、尾道と聞くと何を思い浮かべますか?坂の町や海、猫、サイクリング、造船、、いろいろありますがやっぱりみんな大好きラーメン!30年ほど前、尾道のラーメンと言えば中華そばが定番だったそうなのですが、”尾道ラーメン”を尾道で初めて作ったのは“壱番館”というラーメン屋さん。 本日はその美味しい尾道ラーメンを皆さんにお届けされている方にインタビューをしました! ■まずは自己紹介をお願いします。王野 圭二です。 ■お仕事内容を教えてください。尾道ラーメンの卸とお土産贈答品の販売、学校指定の制服販売ほか衣料品の販売をやらせていただいております。うちの尾道ラーメンが食べていただけるのは、「壱番館」と「鉄皿ギョーザちょい」です。麺の製造、スープの開発をしており、うちのラーメンは味が変わらない、同じ品質、おいしさをお届けできます。品切れになることがないのも特徴ですね。 ■これまでの仕事について教えてください。これまで職は転々としてきていて、九州の大学を出てから広島市内の建築不動産会社に9年勤めました。もともと実家が向島で縫製業をしていて、その後は家業の手伝いのために尾道へ戻ってきました。その工場では国内や海外のブランドのデニムパンツやGジャン、チノパンなんかを縫っていました。 ■尾道の縫製工場で働かれてたんですね!今尾道で縫製をしている工場の数はかなり減ってしまいましたが、その当時は尾道にも工場がたくさんあったんでしょうか?向島に同業者何件もありました。今はラーメン屋ですけど、尾道デニムプロジェクトが始まったときは縫製業として参加してたんですよ。 ■そうだったんですね。尾道に限らず縫製が出来る人が減ってきていることは深刻な問題になっていますよね。日本の工場の従業員は海外の方が多いですが、王野さんの工場では日本人の方が多かったんでしょうか。工場の従業員は当時で20~30名くらいでした。海外の方がほとんどになっていましたね。家業を畳んで6,7年になります。それからは1年半ほどトラック長距離運転手をしていました。 ■えー!トラックの運転手さんだったんですね。今の仕事につくきっかけは?烏須井八幡神社の神輿メンバーでもある同級生の社長に声かけてもらってこの仕事に就きました。もう5、6年ですね。 ■尾道で最初に「尾道ラーメン」とつけたのは”壱番館”とお伺いしてます。もちろん地元の方も愛する味だと思うのですが、今や尾道ラーメンを目的に尾道に来られている方が多いですよね。「尾道ラーメン」というのが広がったのが約30年前ですね。それまでの尾道の観光の主体はお寺巡りをしにくるお年寄りの方だったんですけど、「尾道ラーメン」というブランドで多種多様な方が尾道に足を運んでくれるようになりました。今はしまなみサイクリングなど街にも楽しみができてきたし、若者も増えてきているので嬉しいですね。数ある尾道ラーメンの中の一つかもしれないけど、ファンを増やしたいです。もちろん今のお客様も大事にしつつ、今まで以上にラーメンを愛してもらって、同時に尾道も愛してもらって、まだまだ大きくなっていきたいですね! [...]

2020-12-27T11:20:26+09:002020. 12. 26|

デニム交換日とは…?

私たちが良く言う、「デニム交換日」ってなんのこと?と疑問に思っている方もいるはず。このデニム交換日は尾道デニムを作る上で一番大切な工程と言っても過言ではありません。 尾道デニムが作られる過程でどんなことが行われているのか、皆さんにも知っていただけると嬉しいです。   まず、尾道デニムは1年間尾道で働く方々に作業着として穿き込んでいただきリアルユーズドデニムを作成しています。 参加者には1人につき2本のデニムが支給されます。このデニムを1年間ずっと預けたままというわけではなく、毎週必ずデニムの回収を行います。そして1週間穿いたデニムは洗濯をするため専門の工場で洗濯+乾燥を行います。洗い上がったらまたお返しして穿いていただく。このルーティンを1年間繰り返します。 週に1回は洗濯しすぎなのでは?という方もいらっしゃると思いますが、参加者の方にはお仕事の作業着として穿いていただいているので、尾道デニムを購入してくださるお客様が永く穿くことも踏まえると、週1の洗濯(メンテナンス)が重要になってきます。   1週間穿いたデニムを回収、先週回収し洗い上がったデニムを交換する日、それが「デニム交換日」なのです。デニム交換は毎週金曜、ONOMICHI DENIM SHOPと尾道の街中で行われます。 [...]

2023-02-08T16:34:01+09:002020. 07. 19|

<委託販売デニム紹介>第一弾!

皆さま、こんにちは。今回は尾道デニムプロジェクト参加権にてご参加いただいたお客様のデニム、現在委託販売中のデニムを9本ご紹介いたします。>> 尾道デニムプロジェクト参加権(ODP参加権)についてはこちら https://www.onomichidenim.com/archives/products/13210 今回ご紹介するデニムのラインナップはこちら・農夫・研究者/イラストレーター/薬剤師・パン屋・フォーク乗り・半導体製造業・作業療法士・塾講師・料理人・庭師早速農夫さんのデニムからご紹介していきます! LOT No.10976職業:農夫MODEL:RESOLUTE711SIZE:W79cm L77cm (W31 L32)- - [...]

2023-10-16T18:28:28+09:002020. 06. 23|

尾道デニム写真集 page43 ~蒲鉾職人~

久しぶりの尾道デニム写真集は尾道で100年以上蒲鉾を作り続けている老舗、桂馬さんの"蒲鉾職人"さんのデニムのご紹介です。 LOT No.588B職業:蒲鉾職人MODEL:PJ001SIZE:W77cm L67cm (W30 L28)price:¥38,800+tax 作業中はエプロンは欠かせないためかシミなどは一切なく、とても清潔感のある上品な色落ちになっています。 [...]

2020-04-07T19:34:12+09:002020. 04. 07|

尾道デニム写真集 page42 ~漁師~

こちらのデニム右は1週間穿き込んだもの、左はそれを専門工場で洗濯したもの。本日の尾道デニム写真集は前回に続き海の男!漁師さんです。 漁師さんたちは1週間同じデニムを穿くのは結構厳しいんです。一度海水がかかってしまうとなかなか乾かないし、乾いたと思ったら潮でバリバリになっている。多分その状況って、嫌な人は嫌なんですけど、意外と漁師のおっちゃんたちは気にしていない。いや気にしてないことはないんだけど、長年デニムプロジェクトを続けている方はそういう方がいいんでしょ?とおっしゃってくださるんです。有難い。。というかデニムを穿いて仕事をして日々を過ごすこと自体がプロジェクトに繋がっているということをすごく理解してくださっている!こうして汚れてようが濡れていようが気にしないで穿いてたら皆さんの想像する"THE 漁師デニム"が完成するわけです。 1週間穿き込んだ洗濯前のデニム 上の写真のように海水が含まれると潮で真っ白に。これを洗うときれいなブルーになります。 LOT No.667B職業:漁師MODEL:PJ001SIZE:W92cm L75cm (W36 L30)price:¥38,800+tax 尾道デニムプロジェクトが始まった2013年からずっと参加してくださっているこの漁師さんの特徴1つめは、誰よりもしっかり出る長靴の跡。歴代度のデニムも誰が見てもすぐこの人のだ!とわかるほどアタリが出てました。最近は穿いている時間が少なくなったそうなので昔よりもくっきりアタリが出なくなったそう。 [...]

2019-12-21T19:16:05+09:002019. 12. 21|

尾道デニム写真集 page41 ~漁協組合~

ひさしぶりの尾道デニム写真集は海の男たちを支える「漁協組合」のデニムです。 LOT No.613A職業:漁協組合MODEL:PJ001SIZE:W77cm L74cm (W29 L30)price:¥38,800+tax LOT No.614A職業:漁協組合MODEL:PJ001SIZE:W93cm L79cm (W36 L32)price:¥35,800+tax 漁協組合といっても漁師さんたちのように漁へ行ったりと頻繁に海に出ているわけではなく、基本は事務仕事。室内で座っていることの方が多いので、個性的な色落ちというよりは柔らかく綺麗なメリハリがついています。これくらいの色味が一番穿きやすくて服にも合わせやすいです。 [...]

2019-12-21T13:53:00+09:002019. 12. 14|

尾道市のふるさと納税の謝礼品に「尾道デニム購入券」が登場です!

皆様はふるさと納税をご利用したことありますか?ふるさと納税とは、自分のふるさとや応援したい自治体に寄付ができる制度のことです。自分の選んだ自治体に寄附を行うと、控除上限額内の2,000円を越える部分について税金が控除されます。そして寄附金の「使い道」が指定でき、お礼の品もいただける魅力的な仕組みです。 デニムショップのある広島県尾道市の謝礼品として、ONOMICHI DENIM SHOP店頭でご利用いただける「尾道デニム購入券」のお取り扱いがスタートしました! 寄付金は尾道市で暮らす人々、また尾道へ観光に来られる人々のためのまちづくりに活用されていきます。あなたの寄付が尾道で暮らし働く人々の生活に活用されていき、その尾道で働く人々が育てたデニムを穿く。人と人とがデニムで繋がっていく、尾道デニムプロジェクトとしてはかなり嬉しい循環です。 尾道は1年を通して季節を感じることが出来、お祭りもたくさん開催されます。尾道に来たことのないという方もこれをきっかけに、尾道デニムが育っていった場所や人、そこでの暮らしなど実際に足を運んでその空気感を感じてみてほしいと思います。あとは海辺でゆったり過ごしたり、しまなみ海道へサイクリングに出かけてみてもいいですよね。 そして是非合わせて読んでいただきたい私なりに思う「尾道デニムの魅力について」です。そのものへ魅力を感じる部分は人それぞれ、尾道デニムのストーリーも人それぞれ。だから面白いんだと思います! https://www.onomichidenim.com/18cpzjgrl2/archives/13647 同じものはひとつとしてなく、その中に自分に合うデニムがあるかはわかりません。ですが運命のデニムとの出会いがあるかもしれませんね。 【購入券について】ONOMICHI [...]

2019-09-22T18:34:55+09:002019. 09. 22|

尾道デニム写真集 page40 ~建設業~

こんにちは。最近は5月とは思えない暑い日が続いていますね。こんな暑い日は熱い想いの詰まったデニムをご紹介!建設現場で一生懸命に働く姿が想像できる2本のデニムをご紹介いたします。 この2本のデニムの特徴は何といっても左脚の側面がめちゃくちゃ擦れていることです。なぜこんなに個性的なデニムが生まれたのでしょう。理由を探るために昨年起こったことを思い返すと、建設業に従事する彼らならではの物語が刻まれていることがわかりました。  それは、2018年7月、中国地方では記録的な大豪雨。毎日暑い日が続く中、浸水被害、周辺の交通網が絶たれる、断水になったりと大変な日々でした。デニムショップのある商店街でもタンクで水を運ぶ人、給水所や温泉には長蛇の列。そんな光景が続き、みなさんとても疲れ果てていたように感じます。日々の生活の豊かさを痛感しながらも、周囲の人々の協力に本当に助けられ、災害への意識が変わったのと同時に1人では生きていけないなぁと感じた夏でした。  そんな環境の中、建設現場で働く彼らは、尾道はもちろん福山市や三原市など周辺の地域で、被害にあった住宅の復興作業や応急仮設住宅の工事などでいままでになく忙しい1年を過ごしたことがデニムをみると一目瞭然です例えば、床下に潜り込むことも多かったため、地面と接触する面が強く色落ちしています。こんなにはっきり色落ちしているのは1度でかなり擦れているから。凹凸の凸の部分だけきれいに色落ちにしています。。  LOT No.639B職業:建設業MODEL:PJ001SIZE:W78cm L74cm (W31 L30)price:¥38,800+tax まず1本目は、8月の1か月間は応急仮設住宅の工事に携わっていた方のデニム。当時、1週間での色落ちが今まで見たことのないスピードだったことをよく覚えています。短期間で集中で集中的に色落ちしているので濃淡がしっかりついてかっこいいですよね。  続いて2本目は社会人1年目の新米さんのデニム。 [...]

2019-12-21T13:53:52+09:002019. 05. 25|

PJ001の尾道デニムが完成!

みなさまお待たせいたしました。ついにPJ001の尾道デニムが完成いたしました。昨年4月に発売と同時に尾道の街の方々に穿き込みをしていただいておりましたPJ001、リゾルトとはまた違った表情が表れかっこいいデニムがたくさん仕上がりました!ほんの一部ですがご紹介。 鉄工所大工電気工事 革パッチもいい感じのヘタレ具合。この方のデニムは縮みやテカリがでておりかっこいいですね。 これから1本1本のデニムをブログでご紹介していきますのでお楽しみに!店頭で本日より並んでおりますのでぜひ見に来てください。皆様のお越しをお待ちしております。

2019-04-15T18:55:23+09:002019. 04. 15|
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