尾道デニム写真集  page 52 ~家具職人~

今回は委託販売でお預かりしている家具職人さん4名のデニムをご紹介いたします。 こちらの職人さんたちは東京で造形家具などを作られており、1966年創業と歴史が長く、現在は新しいこと面白いと思うことにチャレンジングな会社さんです。 技術も設備もあるので、いろいろなところから「これどうにかなりませんか?」と相談が来て、全てトライしていく姿勢が素敵です。 若い職人さん、女性も多く、元気がある会社です。木材を扱うお仕事、みなさんのデニムに共通点はあるのか?それとも同じ家具職人とはいえ、仕事の仕方・作業が違うと仕上がりも違うのか?早速見ていきましょう。 【 LOT No.11482 】MODEL:PJ001サイズ:W 81cm / [...]

2023-08-12T17:29:10+09:002023. 08. 12|

ODP002カーゴパンツの色落ち

本日はお客様がオリジナルカーゴパンツ、ODP002をかっこよく育ててくださっていたので色落ちのご紹介をします! まず新品のODP002はステッチが同系色の落ち着いた印象。 色が落ちてくると縫い目やポケットがはっきりと表れるので このポケットが… 迫力のある仕上がりに。特に右脚はのポケットはボタンのアタリやシワの跡がかっこいい。 【鉄工所 約1年着用】 【酒屋 約1年着用】 これまでにお客様に見せていただいた色落ちたちも、かなりいい感じです。穿く人によって違った表情を見せるODP002。あなたの色落ちはどうなるでしょうか。洗うたびに変化が見えてワクワクする一本です。 ONOMICHI DENIMSHOP店頭やONLINE [...]

2023-08-03T18:43:32+09:002023. 07. 31|

100着限定ジャケット「PJKT-010」発売開始

11年目を迎えた尾道デニムプロジェクトが初めてとなるジャケットを限定で販売いたします。 「仕事で実際に着るなら?」という質問のもと、様々なジャンルのジャケットを様々な業種の方に着比べていただき、参加者さんからの声を参考に。定番でシンプルであり、着る人を選ばない。けど機能も追求したい。そんな想いでつくりました。 今回はこのワークジャケット「PJKT-010」のディテールを紹介いたします。 まずシルエットは、バストと裾は同じ幅ボックス型。どんな体型の方もゆとりを持って着てることができます。 袖幅はゆったりめのラグラン袖で、可動域もたっぷりとってあります。ステッチは全て同色のネイビーを使っているので、経年変化がしっかり楽しめますよ。フロントのボタンは一番下までついていません。しゃがんだ時に裾が広がって動きがとりやすいように。 そして生地は12oz(オンス)の少しツヤ感がありつつふんわりした生地。この生地の厚さ絶妙なラインで、12ozはチョアジャケットにしては厚い方です。大体11ozくらいのものが主流です。(ちなみにPJ001は14.5oz/RESOLUTE710は13.75oz/ODP001とODP003は11oz/ODP002とBetter Ride Denimは13oz)厚すぎず薄すぎない程よい肉厚感。カジュアルになりすぎない感じで、不思議とどんな色落ちのデニムでも相性がいいです。もちろんデニム以外のパンツにも。 首が詰まらないよう襟ぐりはたっぷりと襟のサイズも大きめで。軽くジャケットとして羽織るときはシャツやスウェットなどのトップスを見せて遊んでも可愛いです。本格的に寒くなってきたらこの首が開いてるところから寒さを感じてしまうので、この襟からちらっとマフラーなんて見せても可愛いです。冬にはチェックのマフラーでニューヨーク巻きがいいなぁなんて考えつつ、次の冬まで楽しみは取っておいて、10周年グッズのバンダナとの合わせてます。襟が大きいのでバンダナが主張すぎなくて相性抜群です。デザインがシンプルな分、合わせるもので遊びたいなと無限に想像が膨らみます。。 襟釣りつき。 [...]

2023-05-13T18:58:26+09:002023. 05. 12|

尾道デニムたちの個性的な「ヒゲ」に注目

デニムの顔といえば「ヒゲ」ヒゲとは太ももの上にできるシワによってできる色落ちの濃淡のこと。くっきり出ているものも出ていないものもそのデニムの個性。穿いた時の印象もここでぐっと変わります。尾道デニムではお仕事ならではのヒゲの付き方はもちろん、その方の体型や習慣、穿いている時間やサイズ感(緩めに穿くかぴったり穿くか)など、様々な要因によって仕上がりに個性が出ていることがわかります。今回はそんな「ヒゲ」にフォーカスして尾道デニムたちを見比べてみていきたいと思います。 RESOLUTE 710 職業履歴:歯医者 職業履歴:イラストレーター 職業履歴: 小学校の先生 職業履歴: 庭師 RESOLUTE [...]

2023-01-08T12:17:01+09:002023. 01. 08|

尾道デニム写真集  page 51 ~牛飼い~

2023年1本目の尾道デニム写真集は、黒毛和牛を育てる牛飼いさんが育てたデニムのご紹介。 LOT No. 11398職業:牛飼いMODEL:PJ001サイズ:W 87cm / L 73cm (W34/L30)price:¥42,000+tax穿き込み期間:約1年半 主に肉用として出荷するために黒毛和牛を飼育しています。前沢牛という少しマイナーなブランドの牛肉として店頭に並んでおり、子牛の出産から肉用として飼育して出荷までを一貫して行っております。このデニムは牛の世話や田んぼ仕事等をするときに着用してくださっていました。 [...]

2023-01-07T17:19:52+09:002023. 01. 07|

ODP003の色落ち(1か月/6か月の経年変化)

こんにちは。今回はODP003の色落ちの経年変化について紹介したいと思います。 デニムプロジェクトスタッフが6月から約5か月穿き込んだものと、鉄工所の方が11月から約1か月穿き込んだものを2本紹介いたします。 まずは鉄工所の方が穿き込んだODP003 職業履歴:鉄工所 / 穿き込み期間:約1カ月(週6,7回着用) / 洗濯方法:週に1回 専門の工場で洗濯、毎回乾燥機(洗剤はONOMICHI DENIM洗剤) [...]

2022-12-24T12:58:33+09:002022. 12. 17|

誰でもデニムプロジェクトに参加できる!ONOMICHI DENIM PROJECT参加権の紹介

尾道の町で暮らす人たちが実際に穿くことで完成する、尾道デニムプロジェクトのデニム。実は尾道に住んでいなくても、プロジェクトへ参加することができます! 尾道デニムとは尾道デニムは尾道の町の漁師や大工・農家・住職など様々な職業の方々に約1年間ワークパンツとして穿いてもらうことでユーズドデニムに育てるという方法で作られています。機械加工では作り出すことのできない、仕事や日々の生活の中で刻まれたシワや自然な色落ちなどの個性があり、尾道デニムはすべてが1点もののデニムです。 尾道デニムは、尾道の町で暮らし働く方に穿いていただき、1人につき2本のデニムを【穿く→回収】【配布→穿く】を毎週交互に繰り返し、回収したデニムは専門の工場で洗います。これを毎週、経年変化を確認しながら繰り返すこと約1年で完成となります。 デニムプロジェクト参加時に押すシリアルNo. 尾道デニムプロジェクトに参加するには尾道デニムプロジェクト(ODP)参加券 価格:¥1,000(税抜き)尾道以外からもプロジェクトに参加できる委託販売システム。 デニムと尾道デニムプロジェクト参加券を購入するRESOLUTE710/711もしくはPJ001と一緒に尾道デニムプロジェクト参加券を購入します。シリアルNo.をデニムにスタンピングプロジェクト参加の証明としてシリアルNo.をデニムのポケット裏にスタンプします。デニムをしっかり穿きこむ育ったデニムを尾道デニムショップへ預けるかっこよく育ったデニムを尾道デニムショップにお持ち込み、もしくは送っていただき査定後に委託販売を開始します。※当店への送付の際の際の送料はお客様のご負担となります。あなたの物語をお伝えしながら、大切に販売されます。販売成立、金額の70%があなたのもとへデニムの販売が成立したら、そのデニムの販売価格の70%があなたのもとへ入ります。あなたの物語は次の方へつながれていきます。 委託販売でお預かりしたデニムは、尾道デニムショップであなたの物語をお伝えしながら大切に販売されます。販売価格は尾道デニムと同様に査定で決定します。(税抜き26,800円~48,000円)その際にどんな時に穿いていたかデニムとのエピソードをお聞かせください、販売価格の70%がオーナーに入る仕組みとなります。 販売価格デニムの状態によってSからGまでの7ランクに振り分け。ランク付けについては、デニムの色落ち、アタリ感、汚れ等全体的なバランスをチェックし、SHOPスタッフが査定をいたします。S:¥48,000A:¥42,000B:¥38,800C:¥35,800D:¥32,000E:¥29,800G:¥26,800 ※すべて税抜き払い戻し金額販売価格の70%例:販売価格¥35,200(税込)のデニムが売れた場合、→払い戻し額¥24,640(税込)清算方法販売後お客様へご連絡し、店舗よりお振込み ※委託販売お預かりの際は、専門工場での洗濯・乾燥代として550円(税込)を頂戴いたします。 委託販売へ出す際の詳細な流れはこちらをご覧ください。>> [...]

2023-10-16T18:28:26+09:002022. 09. 18|

大工さんが穿き込み中のデニム

約半年間穿き込まれた大工さんのデニムがすでに迫力満点。完成前ですが経過報告としてご紹介させてください。(※今回ご紹介する写真は全て工場での洗濯前のものです。) 最近自宅を自らの手で建てられた大工さん。このデニムを穿き始めた時期はお仕事が終わってから、夜な夜な自宅の作業をして相当しんどかったそう。それでも、こだわりを詰め込んだ大切なお家が完成した時の喜び、つらかった日々も含め大事な思い出が詰まっています。普段の仕事ではすることのない、クロス屋さんや左官さんの作業もしていたので、今まで育ててきたデニムとは一味違う色落ち。今後のデニムでこのような色落ちになることはなさそうです。 膝の穴もポイント。腰が痛いのでどうしても膝を突いてしまうそう。 左官作業をしていたときについた水性のアクリル樹脂。これは洗っていくうちに落ちてしまうかもしれません。わざとつけようと思って着くものでもないので、ぜひ残っていてほしいなぁというのが本音です。笑 お尻の部分は道具入れで擦れた跡。道具を入れて重くなればなるほどアタリがしっかりついてくるそう。 そして衝撃の毎日洗濯してこのハチノス。汗をかいたり砂誇りで汚れることも多い現場なので毎日洗濯しないと次の日穿けたものじゃない…ということで、専門工場の洗濯に加え毎日自宅で洗ってくださっているそう。洗わず穿き続ければハチノスが出来るという定義が、この大工さんによって壊されました。どれだけのお仕事をしているのか思わず感じてしまいます。 完成まで残り数か月。デニムの酷使具合で行けばナンバーワンを争える大工さん。これからどんな仕上がりになっていくのか、、乞うご期待です。

2022-08-07T15:32:15+09:002022. 08. 07|

<PJ001>レングス34 inchサイズが登場!

尾道デニムプロジェクトのオリジナルデニム「PJ001」。登場から早4年ほど経ち、数多くの職人さんやお客様に愛されているデニムですが、今回からレングス34インチのサイズが登場です! レングス34サイズのあるデニムは取り寄せ商品になっていたり、足の長い人たちにとってなかなか選択肢として選びにくく、一番長いものでも足の甲にかからなかったりします。 かくいう私もPJ001のウエスト30インチ・レングス32インチを育て始めてちょうど1年、毎週洗濯していただいているのでめちゃくちゃ縮みまして、いわゆる”ノークッション”の状態。これはこれで良いんですが、、ラフすぎる。 そう思っていた矢先のレングス34サイズ追加。5cm長くなると足元にゆとりがでてコーディネートにも幅が広がりそうです。 サイズ表についてはこのようになりました。穿いてみた際にはまたInstagram等で写真を上げようと思います! PJ001が生まれた歴史や、詳細についてはこれまでの記事でも紹介しておりますのでぜひそちらもご覧ください!とくにPJ001徹底解説は、製品のこだわりがたくさん詰まっていることを感じさせてくれる記事になっておりますので是非!(私が書きました) https://www.onomichidenim.com/archives/15937 今回で38サイズ展開となりました「PJ001」、この機会にぜひ試してみてはいかがでしょうか? お買い求めは尾道デニムショップ店頭、もしくはONLINE SHOPからどうぞ! [...]

2022-06-16T15:32:09+09:002022. 06. 16|

オリジナルワークパンツ第3弾『ODP003』予約販売スタート。こだわり徹底解説

“働く人”にとって最高のデニムとは?“働く人”のリアルな声から生まれた本物のワークパンツ、ODPシリーズの第3段『ODP003』が遂に完成いたしました!今回はその"ODP003"について詳しくご紹介していきたいと思います。 まずはシルエットから。股上は深めで、ヒップ、腿ラインから裾までがゆったりとしたシルエットです。太いだけではなくきれいなシルエットラインで足長効果もあります。作業中には身体の動きを妨げず、無駄な力を使わず穿くことが出来ます。しゃがむことも楽ちん。何も気にせず、さくっと穿くことが出来てすごくいいです。 100年前のアメリカやヨーロッパの作業員のようなフィッシャーマンのような、日本で言えばニッカポッカのような、THE ワークパンツというシルエットで気に入っております。RESOLUTE711やODP001よりもゆったりしています。 そして最大の特徴は膝や腿のダメージを防ぐためのダブルニー仕様になっていること。腿から膝にかけて生地が2重になっています。様々な業種の方にデニムを穿いていただいて、共通するポイントとして膝の擦れによるダメージ。長く穿いていると膝を突いて穴が開いてしまったり腿が裂けてしまったりすることが多くありました。お客様からもリペアの依頼も何度も受け、ここをなんとかしたいなぁとずっと考えていました。生地を純粋に分厚くするだけだと重たくて穿きづらさが出てしまいますが、ダメージを受けやすい部分だけ補強することで無駄なく機能的に。何より生地がいいから違和感なく丈夫に穿けるんです。生地についてはのちほど… 全体のステッチはカーキ色で落ち着いた雰囲気。ダブルニー部分のステッチは同系色のネイビー。ダブルニーでも強すぎない印象です。このネイビーの糸はコアヤーン糸を使用しているので丈夫で切れにくく、デニムの色落ちと共に退色するので、穿き込むほど良い風合いを楽しめます。 そして一番のポイントは生地。通常のデニムは3/1の綾に対してこちらの生地は2/1綾で織られています。11oz(オンス)と軽く柔らかい生地ながら耐久性があり、ワークウエアとしても最適な穿きやすさです。この2/1の綾の生地が作られたのは今から100年ほど前。当時、機能的で丈夫な生地として開発され、カバーオール、ペインター、オーバーオールなどのワークウエアに多く用いられました。 通常のデニムは3/1の綾です。3/1の綾は経糸3回緯糸1回2/1の綾は経糸2回緯糸1回、下の図のように織られています。緯糸を通す回数が増えるのでより頑丈に。 薄手だけどヘタっている感が無く、本当にいい生地。ダブルニーでもごわつくような違和感はなく最高の穿き心地です!オールシーズン穿きやすいのも嬉しい。 PJ001と比べると織り目の違いが良く分かります。(上がPJ001、下がODP003)ODP003の2/1綾の生地の方が目が細かいですよね。緯糸は白ではなくグレーなので裏地が黒っぽくなり落ち着いた雰囲気になります。色落ちに関しては適度な縦のムラが出て昔ながらのワークパンツの色落ちになっていくと思います。3/1の綾織りとはまた違った雰囲気を楽しんでいただけます。 [...]

2022-06-16T15:32:55+09:002022. 06. 09|

PJ001徹底解説! pt.1 ~デニム生地とディティールについて~

ONOMICHI DENIM PROJECTのジーンズとしてすっかりお馴染みになったオリジナルデニム、PJ001。 これまでばらばらと解説記事が出されていきましたが、今一度PJ001とは何なのか?どういったデニムなのか?穿いた時のシルエットは?細かいディティールは?そもそもなぜ生まれたの?こういった疑問を解決できる記事を全3部にわたって書き記していこうと思います! イマイチどんなデニムかわからなかった方も、すでにPJ001をお持ちの方も、これを読めば疑問も解決!もっと愛着がわく!わくといいな!な記事になっておりますのでお付き合いくださいませ! 目次(クリックすると移動します)どんな生地を使っているのか経糸・横糸織セルビッジカラーディティールウエスト・股上ステッチ・縫製糸ポケットパッチサイズ展開 デニム生地 まず一番大事なところについて説明せねばならんでしょう。デニムの要、「生地」についてです。 経糸・緯糸 経糸は、国内で整経された6番手のリング糸を下染めした茶綿をベースに、ロープ染色法で繰り返し染め上げた経糸になります。 [...]

2022-02-25T17:42:35+09:002022. 02. 20|

<委託販売デニム紹介>「39デニムプロジェクト」第1弾!

以前こちらの記事でご紹介した、埼玉県の建設会社「サンクジャパン」さんが尾道デニムプロジェクト・オリジナルデニム「PJ001」をユニフォームとして採用していただいてから約1年、、、その第1弾が今回SHOPに届きましたのでご紹介させていただきます! 尾道デニムプロジェクトからの前回の記事はコチラからご覧いただけます! https://www.onomichidenim.com/archives/14733 そして、サンクジャパンさんのブログには丁寧にそれぞれのデニムの育ち具合が記録されており、中には365日PJ001を穿いてくださる方も、、ありがたい限りです。 https://cinq-japan.com/denimproject01/ https://cinq-japan.com/cinqdenimpjoject_vol1/ https://cinq-japan.com/cinqdenimproject_vol2/ https://cinq-japan.com/39denimproject_1year/ 第1弾、「39デニム 1st.」は色落ちのイイ感じのものから、とのことで4本のかっこいいデニムが尾道へ帰って参りました。 [...]

2021-12-24T10:59:50+09:002021. 12. 23|
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