こんにちは!
デニムがはきやすい時期に突入したと思っていたら、まだ夏日が続く尾道からお届けします。今回は尾道デニムプロジェクトの想いを詰め込んだデニムは 、デニムをつくる現場のひとたちの想いも詰まっていることを伝えるためブログを書いています。

尾道デニムプロジェクト用オリジナルデニム<PJ001>。
このデニムの生まれる場所は尾道市のお隣、広島県福山市の北部エリアです。

シンボル的存在、福山市に流れる芦田川。繊維と水は切っても切れない関係があります。

古くから備後絣(びんごがすり)という綿織物の生産が盛んで、現在はワークウエアやデニムなどのカジュアルウエアの生産を担う地域で作られています。国内でも繊維業は担い手が不足している中、福山市も例外ではありません。ただ、このデニムをはじめとする厚い生地を扱うことが得意であることから、トップブランドから縫製の受注をうけることも多く、無理難題を可能にしてきた経験豊富なスタッフを抱える工場がたくさんあることはあまり知られていません。

ショップで改めてデニムを広げてみてみると、ポケット部分、スレーキ部分、金具部分…それぞれパーツによって糸の番手(太さ)が違ったり、縫い合わせる生地の分厚さが違ったりしています。

1本のデニムをつくるにも、パーツごとに行程があり、それぞれ専門の職人や必要なミシンが違うため、分業体制で生産されることがほとんどである中、PJ001は同エリアのある工場にて、一貫体制で製造されています。

工場の責任者曰く、製造行程の1つ1つに目を配り、最終的に1本のデニムになるまで責任をもって見届けることにこそ意味があるそうです。デニムのクオリティを上げることは、製造現場のレベルを上げることと同じ。どうすればもっと丈夫になるか、求められていること以上のものづくりができるか。試行錯誤の日々が続きます。

尾道で仕事着として日々着用してもらうために完成したPJ001は、こうして産地の想いも詰め込まれています。
そんな私たちの想いも詰まったデニム、PJ001もぜひお試しくださいね!