農夫さんのお仕事

By 2018年4月3日NEWS

今日は農夫の仕事について紹介したいと思います。
先日、尾道自由大学の「農夫のしごと」という講義に参加してきました!
今回の教授は、しまなみ海道で2つ目の島”因島”で尾道デニムを穿いてくださっている農夫の村上さんです。

もともと絵描きだった村上さんはマスクメロンの味に衝撃を受け農業を始められました。その他にも1年を通してニンジンやネギ、南瓜などの野菜を作っておられます。
村上さんはただ野菜を作るだけでなく様々なことにチャレンジされています。メロンや野菜の畑とは別に実験用の畑があり、そこで「炭素循環方法」と呼ばれる栽培方法を研究中。略してたんじゅん農法!
たんじゅん農法とは、かなりざっくり言うと農薬や肥料を使わず作物が育てる農法です。

肥料の代わりにこのような廃菌床を土に混ぜ込みます。カブトムシを育てるときにいるアレです!
これを入れることで炭素を土に循環させ、作物が育つのに必要な菌を元気にしてくれるそうです。

たんじゅん農法の仕組みをしっかり聞いた後は実験中の畑へ。

畑についてまず思ったことは、綺麗…!絵描きでもある村上さんの几帳面な性格が畑にも表れていますね(笑)
そしてなにより前日から雨の日が続いていましたが、水溜まりもなく土がフカフカしていることに素人ながら驚きました。

トウモロコシの種の植え付けを体験させていただきました。


まず穴を開け、そこにトウモロコシの種を入れていきます。そしてさすがです、穴の位置すらも均等に開けられていきます。本当に丁寧なお仕事に感動です。
種を植え終わったらマルチを張ってひとまず完了!無事おいしいトウモロコシが育ってくれますように。。

普段スーパーに行けば当たり前に並んでいて簡単に買えてしまう野菜ですが、放っておけば出来るものでもなく、こうして人の手で手間ひまをかけ作られているのだということを改めて実感しました。尾道デニムたちにも少し似ている気がします。
ただのUSEDのデニムかもしれませんが、その1本のデニムに、野菜を植える時間も営業に行く時間も子どもと遊ぶ時間も、穿き手の方の日常が詰まっています。そういったものがデニムに表れていたりいなかったり。。(笑)
目に見えない部分にもたくさんのストーリーが詰まっているのです。

作業のあとは”人間関係”についてのお話をしました。
どんなお仕事でも切っても切れないのが人間関係です。もちろん農業も人と人との関りがとても多く、重要になってきます。
日々の対人関係での悩みや自分自身のことを「類人猿心理学」という考え方で心をちょっと楽にしようというお話です。

オラウータン、ゴリラ、チンパンジー、ボノボ それぞれの類人猿に性格や考え方を当てはめていきます。
例えば安定よりも達成を重視し、冷静に物事を考える方は「オラウータン」タイプ。といった感じで、何を重視するのか、人からされると嬉しいポイントなどそれぞれの長所や特徴について教えていただきました。

ちなみに、このイラストは村上さんが描かれたものです。繊細で柔らかい色遣いがとっても素敵ですよね。


例えば、「飲み会に誘われたとき、何を重視するか」。どこに行くのか、だれがいるのか、早めに言ってほしい、とりあえず行く、などなど。。「ああ、こういう人いるよね!」という話から「それ私のことです…」という話まで。
村上さんの例え話が分かりやすく偏見まじりでかなり面白かったです。盛り上がりすぎて気が付けば3時間も経っていました。(笑)

このお話を聞いてから、周りの人たちも自分も今まで以上に愛らしく見えました。この人はチンパンジーさんだな、ニヤニヤ。と思いつつ、それぞれの個性を尊重し、お互いを理解することで、今まで悩みだったものが和らぐのではないかと思います。そして人に理解してもらえるというのは小さな支えになる気がします。

共感になによりも喜びを感じてしまう「ボノボ」タイプの私は、みなさんに村上さんからこの類人猿心理学についてぜひ!聞いてほしいです!そして一緒に熱く語り合いたいです!(笑)今後も尾道自由大学で村上さんの講義があると思いますので、気になった方は尾道自由大学のホームページをチェック願います!

最後はスナップエンドウのビニールハウスへ。

かわいらしい花の中からスナップエンドウがチラリ。

村上さんは子どもの成長とともに野菜の成長を見守っているといいます。それぞれの個性を見極め、こう接してみようかなあっちの方がいいかなと、雨の日も風の日も毎日向き合った野菜たちが成長した姿は嬉しいですよね。そしてそれを誰かが喜んで食べてくれる。尾道デニムもそんな風に誰かに喜んで穿いていただけると嬉しいなあと思います。

愛情と誇りをもって仕事をしている姿が本当にかっこよかったです!
そんな農夫さんのデニムも近日完成予定です。ご期待くださいませ!

今回はデニム以外の話ばかりでしたが最後まで読んでいただきありがとうございました。
ONOMICHI DENIM PROJECT参加者の皆さまは業種も様々で、面白い方々ばかりです。少しでも尾道の方々の魅力が伝わると嬉しいです。


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KYO WATAYOSHI

KYO WATAYOSHI

今までただのファッションアイテムだったデニムが、このプロジェクトでは人と人を繋ぐアイテムになっています。そんな魅力に引き寄せられ尾道にやってきました。尾道の個性豊かで濃ゆ~い街の人々の魅力、そして働く姿のかっこよさというものを、デニムを通して発信していきたいと思います。
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