デニムが作られる裏で生まれた嬉しい出来事の話。

By 2020年5月28日尾道

今日は尾道デニムプロジェクトの醍醐味ともいえる嬉しい出来事があったので、そのお話です。

ある日突然、柑橘農家さんから「デニムプロジェクトに参加してる鉄工所の方紹介してほしい」とのご連絡がありました。
草刈り機のエンジンを支えている板にヒビがはいってしまったそう。
鉄工所の方をご紹介し、早速修理に持って行くとのことだったので私もその現場に同行しました。

こちらの草刈り機は5年ほど使っているそうで、丁寧に使って少しずつメンテナンスを行えば10年、20年と使っていけるそう。
鉄工所に着いて早速、直したいのはここの部分で、なんで直した方がいいか、なんてことをさくっと話しただけで、お二人はお互い理解しあったようでした。
軽トラから草刈り機を吊るして移動させ、溶接開始。


寝転がりながら作業をしている姿を見て、うわ~デニムいい感じになりそう!と感心していたら作業はいつの間にか終わっていました。笑

そしてデニムもちゃんといい感じになってます。かっこいい。

ちなみに、柑橘農家さんが行う”草刈り”という作業について。

有機栽培で一番大切なのは草刈りだそうです。
草刈りは、暖かくなり始めた3月後半から、メインの時期は5月~10月頃までずっと行います。
今回直した草刈り機はよく見かける手持ちタイプとは違い、根元部分からしっかり草を切り刻むことができ、それが土の栄養になっていくそう。

こちらの写真は堅い土を柔らかくする作業で、緑肥(りょくひ)という種類の種を植えて、草刈りして土にすき込むために、刈り込んだ跡だそうです。根っこが地中深く伸びていくことで、堅い土を砕いてくれるそう。
こうした工程にこの草刈り機がとても大切な相棒なのです。

「機械は黙って仕事してますからね。気付いてあげなきゃ、壊れちゃいますね。」
と柑橘農家さん。うんうん、その通りだな。

農家さんのデニムの色落ちを見て仕事風景を思い浮かべたとき、収穫の様子を想像してしまいがちですが、それだけでなく、こうした土づくりの作業、様々な工程があってこそ美味しい柑橘、かっこいいデニムが出来上がるのです。

話は戻りまして、今回の出来事がなぜ嬉しかったかという話。

尾道デニムプロジェクトはかっこいいデニムを作ることだけが目的じゃないんです。皆さんに尾道の働く人々のかっこよさ、そのお仕事の魅力を少しでもお伝えできればと思っております。

そしてデニムを穿いて育てる参加者同士の繋がりが広がっていくこともこのプロジェクトの面白いところですね。
大工さん、左官さん、鉄工所の方などはプロジェクト参加者同士でお仕事の依頼をしたり現場が一緒になることはあったりするそうなのですが、こういった異業種の方々の繋がりが生まれるのはすごく嬉しかったです。
尾道デニム参加者さんたちを集めれば家が建つねなんて笑い合いました。

もし、建設関係の方や大工さん、鉄工所の方、様々な業種の方が協力して、島の柑橘農家さんの作業場や倉庫に、BBQや収穫などのレジャーを楽しる場所を作って、そこで美味しいレモンサワーをみんなで飲めたらなんて、、そんなことを妄想して楽しくなっております。
そんな場所に皆さんが尾道の観光の一つとして行ける日も遠くないかもしれませんね。


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KYO WATAYOSHI

KYO WATAYOSHI

今までただのファッションアイテムだったデニムが、このプロジェクトでは人と人を繋ぐアイテムになっています。そんな魅力に引き寄せられ尾道にやってきました。尾道の個性豊かで濃ゆ~い街の人々の魅力、そして働く姿のかっこよさというものを、デニムを通して発信していきたいと思います。
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