12/19-21日の3日間の短気決戦だった京都キャラバン。京都を出る前にイノダ珈琲で優雅な朝ご飯をいただき、帰り道は順調に4時間ほどで帰ってきました。尾道に戻ってからは、クリスマスがあり、事務所の大掃除をして、仕事納めもし、キャラバンをじっくり振り返る間もなく、あれよあれよと年末…という時を過ごしておりました。年を越してしまう前に、京都キャラバンの様子と感想をご報告。まずは、ONOMICHI DENIM SHOPの看板ムスメの濱野の感想から。

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【尾道での再会:STAFF 濱野まり子】

尾道に戻ってまだ数日しか経っていませんが、今回の京都のキャラバンで出会った方々と、計3組の方に尾道で再会することができました。

偶然、尾道近辺に用事があった方。偶然、次の旅先が尾道だったという方。お店に足を運んでくれる理由は、もはや何でもいいのです。ただただ、また会えたということが嬉しくてなりません。

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対面販売に限定するという尾道デニムのこだわりは、こういう“再会”にも繋がっていくのだと思います。

最近、京都のキャラバンとは別件で、人と人とのつながりや信頼関係について考える出来事がありました。繋がり続けられることや、再会出来ること・・・これがどれだけ大切で、どれだけ儚いものかということを改めて痛感しています。

未熟者にも程があるというぐらい、自分が未熟すぎて時に悲しくもなりますが、大切なものを守れる人になっていきたいです。

京都のお客様、ご協力頂いた近隣のショップの皆さん、カオサンシアター店の皆さん、カオサンに滞在中の旅人の皆さん、今回のご縁をまたいつか、京都や、尾道や、別の場所で。きっと繋がり続けられるということを願っています。

3日間ありがとうございました。
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【はじめての土地で開催しつづけること:STAFF 小川香澄】

毎回キャラバン会場をどこのエリアにするかというと、ダーツを白地図に投げてピンが打たれた場所に…という訳ではありません。でも、行く先の決め方は“おもしろそう”という直感に委ねているところもあります。

第3弾、会場に京都を選んだ理由は、第2弾の東京で開催したことに続き、次は西の都の京都の方達に知っていただきたいという純粋な動機から。そして、より尾道に近づいた京都のゲストハウスに集まる旅人たちに、尾道に触れてもらいたいと思ったからです。会場が面するお洒落ストリート(御幸町通り)は、クリスマス前の週末を愉しむ仲良しカップルが沢山。少し歩けば錦市場や若者で賑わうアーケードがあり、老若男女、沢山の方で賑わっていました。

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はじめての土地は毎回ドキドキします。どのくらい人が来てくださるかとか、町の反応は、プロジェクトを知ってもらった後の反応はどうか…等、それはもう人並みにバクバクです。でも、プロジェクト自体が誰もやった事が無い事をやっているという手前、知らない方が多いのは当たり前であり、だからこそ知ってもらうためには地道な活動が必要だ…と、前向きに吹っ切れてくるもの。キャラバンによって期間は色々ですが、その町の空気は3日目くらいで微かに掴めてくるぐらいのもので、その“ジワジワくる感覚”がまた面白かったりもします。1つの町に1度足を踏み入れただけでは、空気に触れることは出来ても好きも嫌いもありませんが、快く迎えてくださる方に数人会っただけで“いい町だな〜”と思えるくらい、その町への印象の持ち方は単純。
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今回の3日間という短い時間、尾道デニムをご存知無い方にも会場へ足を運んでいただくべく、コンセプトブックや限定ステッカーを配りに行きました。右も左も分からない中、近隣のお店に飛び込みでアタックしていると、絶妙なタイミングで強力な助っ人が登場。その名も、地元民のG藤さんです。
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カフェ、古着屋、楽器屋さん、G藤さんが親しくしているお店をはじめ、色んなお店に御協力いただき、ブック&ステッカーを設置させていただきました。まずはONOMICHI DENIMに触れていただく、地道なところからスタートです。SNSの発信や“いいね”の数だけに頼らないリアルな反応は、普段なかなか味わえないもの。まずは、隣近所の方々に自己紹介をするつもりで、尾道デニムを背負い、挨拶周りをしていきました。会場の入り口付近でも、通りがかった方に声をかけたりもしました。その成果もあり、最終日には近隣のショップ店員さんや、そこでご紹介を受けた方も会場に覗きにきてくださったりと、今迄にはない人の流れが生まれました。やはり、地元ネットワークは強いです。
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〜会場での出逢いや再会〜

京都キャラバンの道中、良い事もハプニングも色んな事があり、キャラバンそのものを見つめ直す時間もありました。でも、自分たちが動いていく事で、尾道にいるだけでは分からない繋がりが、目に見える形でハッキリと見えてきました。Facebookやメディアを通しての知った方との会場での出会い、過去の出会いが必然だったと感じられるような絶妙なタイミングでの再会などなど、色んなリアルな場面に遭遇する機会も増えました。私事で言えば、タイで働いていた時代からを知っている方、東京でお仕事をご一緒した方や、尾道でお仕事をご一緒した方など、私自身も1年間〜10年前を振り返るような再会がありました。感慨深いです。
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〜デニムキャラバンの面白さ〜

来場者の数や売れる事も大切ですが、人によって“デニム”や“縁”が紡がれていく瞬間をシェアできる点においても、やっぱりキャラバンというスタイルは尾道デニムの拡げ方にピッタリな気がします。2014年は広島、東京と開催してきた中で、今回の京都では“尾道デニム”というキーワードが、色んな国の人と繋がる手紙のような役割になる日が近いような実感を持てました。あっちでもこっちでも“ONOMICHI DENIM”。クローゼットには“ONOMICHI DENIM”。そんな接点から会話が生まれたりして…
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京都の会場の皆様、ご来場いただいた皆様、ご購入いただいた皆様、またチラシやステッカーを置いてくださったお店の方々、お世話になりました。会場付近に既に行きたいお店が沢山ありました。またゆっくり訪れたいです。そして、一緒に走り続けてくれたスタッフにも感謝。お疲れさまでした。キャラバン隊は、2015年も未開拓の地にお邪魔させていただきます。その時は、どうぞ宜しく御願いします。

終了
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〜そして尾道へ〜

尾道に帰ってきた日の夕方、自宅に向かう帰路の途中の景色を眺め、やっぱり尾道好きだなと思いました。ちょっと遠く離れたところに行き、また戻って来た時に感じるこの感覚が、また次のキャラバンに行った時に尾道の魅力を最大限伝えられる糧になるんでしょうね。
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