ドイツからの手紙 VOL.19 〜北欧のポストから PS〜

スウェーデンのふる里へ Lapplandの旅を終えた後、夜行列車とバスを利用してスウェーデンのふる里と言われるMora地方を訪れた。 キャンプサイト側にある湖のほとり、ウッドデッキ上に寝転がって日向ぼっこをしていると、北極圏を旅してきた事が不思議に思えてくる。 Moraの旅の途中で、間違えて小学生の送迎を兼ねたバスに乗ってしまった。少し驚いたけどバスの運転手のおばちゃんが、まあ大丈夫。と優しく微笑んでくれた。バスの窓から眺めた赤と白が基調になった町並みと青空は柔らかく、街の人達は優しくて、人との繋がりを思い出させてくれた。 北欧旅の途中、スウェーデンの作家リンドグレーンの「長靴下のピッピ」を読んでいたのだけど、子供達のはしゃぐ姿を見て原作と重ね合わせていた。旅には必ず何冊か本をもっていくのだけれど、重くても旅先にあった本を持って行くのが好きだ。 ストックホルムにて ストックホルムまで南下すると、人の多さに圧倒され心が追いつかなかった。だからLoppisというフリーマーケットや古道具屋巡りなど、とくに観光せず街中をぶらぶらと歩いて過ごし、のんびりと心が追いつくのを待った。とくに興味はなかったのだけど、北欧雑貨のアンティークを見ていると、古くから続く北欧デザインに心奪われてしまった。さすがに高い品が多く、気軽には買えなかったけれど、気に入った品を何点か買うことが出来たのは幸運かもしれない。 ストックホルムの物価は高く、外食をためらってスーパーをウロウロしているとLapplandでおばあちゃんが売ってくれた様な丸いパンが売られていた。試しに買ってみたがとても美味しくて主食になっていた。ドイツで手に入らないのが残念だ。 ストックホルムは海が近い。海の香りをかぎながら、街中をぶらぶらとめぐり、夜をもとめてウロウロしていると、やっと心が追いついて、ドイツに戻る決心が出来た。 そんな北欧旅を終えたデニムは旅の前と表情が一変した様に感じる。デニムを織る糸の一本ずつに、北欧の自由の風が抄き込まれたからかもしれないし、ただ荒野にくたびれたのかもしれないけど、さらに良い顔になってきた気がする。 [...]

2016-01-09T22:09:56+09:002015. 11. 25|

【尾道デニムと世界一周】服だけがファッションじゃない!スポーツバイクをオススメする3つの理由

コンニチワ!自転車世界一周中の熊谷です。 皆さんは自転車は何台持っているだろうか? ほとんどの人が、通勤や通学用などにママチャリを1台持っている方が多いだろう。 ちなみに僕は5台持っている。 今回の旅用のツーリストバイクに、ロードバイク、マウンテンバイク、クロスバイク、フォールディングバイクの計5台だ。 そうです、自慢したかっただけです(笑)    *今回の旅で使用中のツーリストバイク    *少し古いデザインのロードバイク    *日本一周した時に活躍したクロスバイク    *男は黙ってクロモリのマウンテンバイク。折りたたみは画像なし。 [...]

2016-01-09T22:10:07+09:002015. 11. 20|

アコースティックライブイベント開催のお知らせ

寒くなってくると、なぜか無性にチョコレートが食べたくなりませんか?尾道の本土側から一番近い向島でチョコレート工場を営む「USHIO CHOCOLATL(ウシオチョコラトル)」の皆さんと一緒に、素敵なゲストをお招きし、この時期にピッタリのイベントを開催致します。 チョコレートあり、音楽あり、新たに最近完成した尾道デニムのお披露目もあり。盛りだくさんのイベントです。 “USHIO CHOCOLATL(ウシオチョコラトル)”とは? USHIO CHOCOLATLは尾道市の向島にあるチョコレート工場で、カカオ豆の仕入れ・板チョコレートの成形・販売を手掛けています。USHIO CHOCOLATLではカカオ豆と砂糖のみを使用して作るチョコレートを販売していて、ほどよくビターで、香りが豊かで、本当に美味しいんです・・・これが。 カカオを仕入れた国ごとに味が全く異なり、その国へ直接訪問して契約をした農園からカカオを買い付けているものもある、本当に「新鮮なチョコレート」です。 ちなみに私は、トリニダード・トバゴがたまらなく好きです。 [...]

2019-01-06T14:02:45+09:002015. 11. 18|

めでたいもの

「松」「竹」「梅」などのおめでたい絵を惜しげもなく描かせてもらいました。 […]

2016-01-09T22:10:21+09:002015. 11. 16|

ドイツからの手紙 VOL.18 〜北欧のポストから 8通目〜

終わりへ 旅の終盤になると、風は強いけれど晴天が続き、スウェーデン7番目の高さを誇るアッカ山が常に見える様になった。それまでは晴れたり曇ったりの繰り返しだったので、すっきり晴れた青空の下は歩いていても気分がいい。 なかなか近づかないアッカ山を見ながら、あの山の麓に着いてしまえば旅が終わる。と、旅の終わりを意識しだした。長い旅の最初の数日間は体が歩く事に慣れていない、だけど3日目を越えると歩ける体になってくる。一週間を越えると体の痛みもあるし、減ってきた食事の心配もある。だけど旅が日常に変わって、ゴールするのが勿体なくなるなる。これは長距離を歩いた人はきっと感じていると思う。 ダイエット? 今回の旅では余裕を見て2週間分の食事を持ち歩いていた。朝と昼は軽くて栄養が取れるグラノーラなどをカップ一杯ずつ。夜はパスタや袋ラーメンだった。足りないカロリーと引き換えに、お腹周りの肉がどんどん落ちて行った。 サーレクへ 旅を終える前にサーレク国立公園に入る事にした。いままで歩いていたパドィエランタラーデンは、このサーレクの周りを歩くルートだ。「ニルスの不思議な旅」にもこのサーレクの事が少しだけ書かれている。実はスウェーデンの20クローネ紙幣には「ニルス」が印刷されている。 サーレクと今まで歩いたルートとの違いは「道が無い」ことだ。もちろんヒュッテも無く、サポートを受ける事は出来ない。だから立ち入る人は少なく、本当の自然が広がっている。 実際、足を踏み入れると、トナカイの足跡かヒトの足跡か分からない筋が無数に広がっていた。いままで雪山以外で踏み跡の無い自然の中を歩いた事はなかったけれど、目の前に広がる広大な草原を見つめていると「まあ、気張らずにおいでよ」と自然が語りかけてくれる様な気持ちになった。 自由だと思っていたこれまでのトレイルも、結局は出来上がった道を歩いていた。自分の歩きたいルートを、自分の行きたい所まで歩く。これが現代ではめったに出来ない本当の旅なのかもしれない。 [...]

2016-01-09T22:10:30+09:002015. 11. 12|

NYブライダルファッションウィーク

9月のファッションウィークに続き、10月はブライダルのファッションウィーク。NYに行ってまいりました。NYの街にまた、華やかなファッショニスタ達が集まります。 […]

2016-01-09T22:10:39+09:002015. 11. 10|

デニム × 靴 × ものづくり × イタリア

はじめまして、石井快と申します。 ご縁をいただき、この度イタリア(フィレンツェ)で尾道デニムを履かせて頂くこととなりました。尾道デニムを通してイタリアの空気をお届けできるよう、しっかりと履き込んでいきたいと思います。 記念すべき1回目の投稿はデニム×ものづくりについて。 日本から尾道デニムが届いたのは9月初め頃だったので、かれこれ2ヶ月くらい尾道デニムを履いています。最初は少しキツい感じがありましたが、履き始めて1ヶ月が経過すると徐々に慣れてきて、今では履いていることすら感じさせないくらい軽く、柔らかく、自分の身体にフィットしています。 靴の工房では大半が座りながらの作業で、自分の身体(特に太ももあたり)で靴を固定させながら革を叩いたり引っ張ったりする為、丈夫で柔らかいズボンの方が作業し易いです。(あくまでも個人的な意見ですが...) 尾道デニムは丈夫かつ履き込むことで柔らかさも感じれられるため、まさに作業着にぴったり!!このデニムに出会えて良かったとご縁に感謝しながらも、いつかは誰か他の人の手に渡ってしまうことを考えると、自分用にも1本欲しくなってきました。 欲が出てくるくらい履きやすいので、今後も履き続けて「デニム×靴×ものづくり×イタリア」で尾道デニムにどんな変化が出てくるのか、ここに記していきたいと思います。 今後とも宜しくお願いいたします。

2016-01-09T22:11:02+09:002015. 11. 04|

再び出逢う喜び

先日、鳥取の倉吉市にお絵描きに伺いました。 「かづ枝さん、デニムだいぶ色が変わってきましたね!」と一緒に行った方から声をかけてもらった尾道デニム。 1日お絵描きするとペンキ汚れはないものの、無理な体勢で描くときや膝をついての体勢などデニムが私の体を護ってくれます。 その分、洗濯もすることが多く全体的に色が落ちてきて、だんだん「お仕事デニム」らしさが出てきてます。 今回は遠方のお仕事で顔馴染みの方も少なくいのですが、絵を描いていると「こんにちは!お久しぶりです‼︎」と明るい声がしました。 以前、別のお店でも取り仕切りをしていたスタッフさんでした。 今回、出逢えるとは思っていなかったので再び出逢えたことがとても嬉しく、変わらない明るさに心強くなりました。 私のお仕事は壁に向かって描くだけなのですが、やっぱりそれを取り巻く人との出逢いや気持ちで、「今回もいい絵を描くぞ〜‼︎」と益々張り切るのであります。 一度でも想い出深い出逢いもある。 再会で花が咲く出逢い。 [...]

2016-01-09T22:11:08+09:002015. 11. 02|
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