HITOTOITO」デニムスクールに2週間通い、デニムの縫製技術を学びました。その卒業制作として完成したジーンズを紹介したいと思います。
卒業制作の奮闘記はこちらを是非ご覧ください。


卒業制作のジーンズのシルエットは超定番のストレート。ほどよいテーパードとウエストのフィット感があります。

まずはわたくし、綿吉の作品の紹介から。



100円ショップで油性ペンを買って、余っていたポケットのスレキの生地で手書きネームを作ってみました。創業1994年から続くワークウエアメーカーの「KYO.W」のデニムパンツ、初代モデル デッドストック品…みたいな。笑


ステッチはカーキと黄色と黄色系を使用していたのでボタンとリベットは金系で。コインポケットにリベットはなし。


こちらも見えない部分ですが手書きのネームを作ってみました。今回の生徒4人と先生、綾織の綾目をイメージしたモチーフと「HITOTOITO」を。全部縫い終わってから無理やり付けたので斜めの上に縫い目もぐちゃぐちゃですがご愛敬…!


シングルステッチでもチェーンのアタリが付くように工夫した裾と、セルビッジも均等な幅になるようにこだわりました!


家具職人で革職人の卒業生さんから頂いた革パッチも洗いをかけていい感じの風合いになりました。

自分で作ったものは、こんなにも可愛いのか!とかな~り実感しております。可愛すぎて毎日穿いてはいろんな方へ自慢しております。笑
これから色落ちが楽しみです!

卒業生の作品紹介② Wさん

ポケットには彼女のトレードマークでもある眼鏡がこっそり刺繍されています。色落ちした時に眼鏡が浮き出てくるかも!?かわいいー!

卒業生の作品③ Sさん

ポケットのカラフルなチェックがとってもかわいいです。

卒業生の作品④ Hさん


元気なオレンジ色のステッチと黒いパッチの配色、彼らしくてとってもかっこいいです。ポケットのリベットもいいですよね。

番外編 リペアしてみました
少し時間があったので4年ほど穿いている710のリペアをしてみました。股ズレがすごくて限界が来ていました。ずっと自分で直してみたいなと思っていたので、ついに!どんなものよりも集中!だって4年も大事に穿いて来た可愛い我が子。。何とか成功です。少しでも長く穿けるといいな

終了式
最終日は繊維産地継承プロジェクト委員の方々にお集まりいただき終了式。
自分たちの作ったデニムをお披露目し、感想を話していると頑張ってきた2週間の日々と皆に会えなくなるのが寂しくて少しうるっとする場面もありました。
自分の手で作り上げていくことで実感しましたが、ものづくりに関わる全ての方への尊敬が止まりません。。当たり前に来ている服、どれだけの人の手が加わり作られているのか…そんなことを想像すると愛おしくなります。生地屋さん、縫製工場、パーツ屋さん、洗い加工場…等々、これだけの技術が集まっている地域は他にはないなと改めて感じました!
優しい皆さんのお陰でとても楽しく充実した2週間でした。

デニムが好きな方はもちろん、ものづくりを学びたい方、産地で働きたい方、純粋に楽しそうだから、とこれまで参加された方のきっかけは様々です。
みなさまもデニムスクールに参加してみてはいかがでしょうか?きっと今までにない発見と出会いがあるはず。

デニムスクール奮闘記、これにて終了です。お付き合いいただきありがとうございました。これから尾道デニムでのものづくりに生かせたらいいなぁと思っております!今後ともよろしくお願いいたします。