こんにちは。本日は久しぶりの尾道デニム紹介です。

レモンの生産量日本一を誇る生口島は柑橘の栽培が地域です。そこで柑橘を栽培する方がいれば、販売をする方もいます。本日は生口島から全国へ美味しい柑橘を届けるお仕事、柑橘販売の方のデニムをご紹介します。

LOT No.677A
職業:柑橘販売
MODEL:PJ001
SIZE:W84cm L68cm (W32 L28)
PRICE:¥38,800+tax

本州からしまなみ海道を渡って3つ目の島にあたる生口島の瀬戸田というエリアにある、しおまち商店街の中にお店はあります。お土産用の販売から配送までを行っています。

築100年以上になるというこちらの建物を少しずつ自分の手で修繕しておられます。そんな日曜大工が趣味ということで、最近は何を作ったのかなどお伺いすると目を輝かせてお話してくださる姿がとても微笑ましいです。
そうしていつも慌ただしくされている姿からデニムを見ると、なるほどなという仕上がり。

このデニムの一番の特徴は、膝のダメージ。柑橘農家さんでも中々開かない穴が開いてしまっています。
柑橘農家さんとの違いは、作業する場所が”柔らかい土の上”か、”固いコンクリートの上”かということも関係しているのかもしれませんね。

この膝の穴、「このまま穿いているとお仕事に支障もあるかもしれないので、直しますか?」と何度聞いても、返ってくる答えは「ええんよ、ええんよ!わしのことは気にせんで!」
そうおっしゃってくださる姿が何とも可笑しいくて、そんなチャーミングな人柄を思い出すこのダメージは私のお気に入りポイントです。なのであえてリペアもしておりません。

右膝をよくつくからなのか、反対側の左の腿のほうがよく擦れて色が落ちている気がします。

革パッチの縮み具合もいい感じです。

品種にもよりますが、柑橘類の収穫は肌寒くなってきた9月頃から大体年が明けるころまで。そこから選果作業など、寒い時期は本当にひたすら大忙し。忙しい時期のデニムには皮が付いていた日もありました。
特別デニムの色落ちには影響はないと思いますが、こうした日々の積み重ねでデニムが仕上がっていくんですよね。


このデニムを受け継いでくださる方にも、そうでない方にも生口島で育った美味しいみかん、是非食べていただきたいです!だって美味しいから!
美味しい品種の柑橘たくさんあります。食べてみたいという方、是非尾道デニムショップへご一報ください。生口島から直送していただきます。笑
デニム共々どうぞよろしくお願い致します!