ドイツからの手紙 VOL.20 〜スイスのポストから〜

By 2015年12月13日REPORT, 堀江伸吾

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スイスの山へ

アイガー、メンヒ、ユングフラオ(Eiger,Mönch,Jungfrau)と呼ばれる山々を知っていますか?

これらはスイスのグリンデルヴァルド(Grindelwald)に座する三山で、マッターホルンに並び有名なスイスの山岳観光地だ。夏の終わり、友人に誘われてこの地を訪れた。いつかは訪れたい場所の一つだったので、誘われた時は即答していた。

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スイスの山はドイツやスウェーデンとは全く違う。威厳があり険しい表情をしているけれど、どこか懐に抱え込もうと優しい顔をして誘惑してくる様にも見える。要するに美しい。

数々の登山家の命を奪った有名な「アイガー北壁」も、街から望めば美しい山並だ。今回は友人が貸別荘を借りくれて滞在したが、朝起きると目の前に朝日を浴びた北壁が輝いていた。

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グリンデルヴァルドの山はロープウェイや登山列車を使って登る事も出来る。さすがに山頂までは行く事はできないけれど、ユングフラオの鞍部「ユングフラオヨッホ」まではアイガーの中を貫くトンネルを抜けて訪れることができ、100年も前にアイガーの中を通す大事業に携わった人達の情熱を感じられる。標高は3466mまで一気に上がるので少々酸素が少ないけれど、氷河や雪を纏った三山を間近で観る事が出来た。

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このグリンデルヴァルドは、山を見るだけではなくてハイキングや登山、パラグライダーも楽しむ事ができる。さすがに北壁に挑戦することはできないので、僕はアイガー北壁の下を歩くルートや、インターラーケンまで歩くロングルートをスイスの山々を眺めながら一人で歩いてきた。友人は一生に一度かもしれないので、とスイスの空をパラグライダーで飛んでいた。青い空に浮ぶカラフルなグライダーを見つめて、いつかは僕も空を飛んでみたいと、新しい目標が出来た。

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どうやって生活しているんだろう?と不思議に思う山の斜面に村や家がある。不便な生活なのかもしれないけれど、山に抱かれる生活は羨ましくも感じる。もしこの街に住んでいたら・・・と、想像し、ワクワクしながら本場のチーズフォンデュを美味しく頂いたのは良い思い出だ。

この夏、北極圏とスイスの雪の上を旅することになったデニム。彼はすでに旅に居なくてはならないの相棒だ。

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SHINGO HORIE

SHINGO HORIE

三重県奥伊勢出身。10代でスキューバーダイビングにハマり、ダイビングインストラクターになるため、尾道で海技学院に入学。卒業後、ダイビングインストラクターとして就職。山口県、鹿児島トカラ列島、沖縄本島を転々と仕事をする。その後、ダイビングの能力を活かしつつ人助けるため、海上保安庁に入庁。入庁後、潜水士、特殊救難隊として救助活動に専従しつつ、休暇では海外一人旅を続ける。3.11発生後、組織ではなく自分自身の力で人の役に立ちたいと考えていたところ、ドイツ旅で出会った知人がドイツ移住を勧める。悩んだ末、2014年1月渡独。現在、ドイツ語を勉強しつつ、自分探し中。
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