ドイツからの手紙 VOL.12 〜北欧のポストから 2通目〜

By 2015年9月15日堀江伸吾

旅立ち

旅は大雨の中、ドイツ2番目大きさの港町ハンブルクまでのバス移動からはじまった。初日にしてデニムはびしょ濡れ。到着後、小雨になった街を一晩の宿を提供してくれた友人と歩くと、ビートルズの四人が暮らしていた家や初めてのライブハウスを案内してくれた。ここはビートルズが生まれた街でもある。

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夜の街

ミュンヘンは夜8時以降は店も閉まり静かになっていく。それに対して港町の夜は長い。ハンブルクのネオンは夜遅くまで輝いていた。

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まったく目覚めない友人に書き置きを残し、ハンブルク中央駅から北に向かう列車に乗り込む。スウェーデンまでの直行便はなく、まずは人魚姫で有名なデンマークのコペンハーゲンに向かい、そこで乗り換える事になる。

驚きの旅路

流れる景色を眺めながらウトウトとしていると、いつの間にか建物の中に列車が止まっていた。乗客は全員下車する様に指示され、列車から降りると建物全体がゆっくり揺れ出した。

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懐かしい揺れに建物の階段を上がって行くと、思った通り船の甲板に出た。列車ごとフェリーに積み込まれた様だ。ドイツからデンマークまでは橋か地下トンネルで向かうのだろうと思っていたので、嬉しい驚きだった。列車をフェリー輸送するところなんて、世界でもそんなにないだろう。1時間弱の船旅は久しぶりの海風を感じさせてくれた。港に入るとそこはもうデンマーク。デニムが経験する初の北欧だ。

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さらに北へ

ストックホルムへの到着は夜9時。ハンブルクから半日かかった事になる。更に目的地のクビィックヨックまでは、夜11時発の夜行列車とバスを乗り継いで、翌日の夕方5時到着予定だ。ホームには北を目指す旅人があつまっていた。

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移動しかしていない日だけれど、夜行列車の3段ベットに横になり、近づいては遠ざかる遮断機の音を聞いていたらいつの間にか寝入っていた。こちらの遮断機の音は実際の鐘を鳴らしているからか、何故か懐かしい感じがする。


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SHINGO HORIE

SHINGO HORIE

三重県奥伊勢出身。10代でスキューバーダイビングにハマり、ダイビングインストラクターになるため、尾道で海技学院に入学。卒業後、ダイビングインストラクターとして就職。山口県、鹿児島トカラ列島、沖縄本島を転々と仕事をする。その後、ダイビングの能力を活かしつつ人助けるため、海上保安庁に入庁。入庁後、潜水士、特殊救難隊として救助活動に専従しつつ、休暇では海外一人旅を続ける。3.11発生後、組織ではなく自分自身の力で人の役に立ちたいと考えていたところ、ドイツ旅で出会った知人がドイツ移住を勧める。悩んだ末、2014年1月渡独。現在、ドイツ語を勉強しつつ、自分探し中。
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