職業×デニム 〜ハンター〜

By 2015年2月3日NEWS

ONOMICHI DENIM SHOPは駅前から続く商店街沿いに位置しており、地元の方と観光客とが行き交うこの周辺は歩きやすく舗装されています。坂や海が“尾道”の町のイメージですが、海だけでなく山もあり、すぐ隣の向島や因島へ行けば、鬱蒼(うっそう)とした森や大きな湖もあるという、想像以上に豊かな自然に囲まれた“尾道”の一面は、ガイドブックにはなかなか載っていません。

尾道 有害鳥獣駆除班

「俺の色落ちがなんで格好良いかって?多分狩りするときの匍匐前進(ほふくぜんしん)やろうなぁ」

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▲242B ¥42,000(税別)
※販売済み

そう言っていたのは、グループ会社社員のMさん。一瞬自分の耳を疑ったのですが、よく聞けば「有害鳥獣駆除班(ゆうがいちょうじゅうくじょはん)」として正式な資格を持ち、尾道周辺で頻繁に狩りをしているとのこと。尾道での生活で、私自身、人生で初めての生き物に遭遇した経験もありましたが、それらを仕事として駆除している人がいるとは・・・。無理のない範囲で取材をお願いし、狩りへ同行させて頂きました。

ハンター × デニム

早朝に集合して向かったのは、尾道水道を挟んで目の前に位置する島“向島(むかいしま)”の山中。本日の獲物の鴨が池でのんびり泳いでいるところを仕留めていきます。今回は獲物から30〜50m程離れた場所から撃ち、仕留めた後に向こう岸まで取りに行くという方法でした。

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この日、匍匐前進は見られませんでしたが、鬱蒼と茂る木や枝を鉈で折り、どんどん深い山中を進みながら狙った獲物を捕ってくるハンターの姿には人間の中に潜む“野生”を感じました。あの動き方をしていたら、いい色落ちになるのも納得です。

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私たちの方へ戻ってきたら、葉っぱまみれになっていました。

狩猟の昔と今

今尾道では「有害鳥獣」の中でも、イノシシの農作物への被害に悩まされており、その被害額は数千万円以上。市が補助金を負担し、防護柵の設置を促しています。柵の中にイノシシが入っていた昔を思うと、今、人間が柵の中に入って農作物を作るという現状に疑問を感じていると言う、Mさん。

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さらに、ハンターは高齢化が進み、40代前半のMさんが尾道の駆除班では最年少。今後ハンターがさらに減少していくことによる、被害の拡大を危惧していらっしゃいました。

その成り行きで狩猟免許をとることを私も勧められました。が、渋っていると・・・

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獲ったばかりの鴨鍋。そもそも、狩猟免許をとるかどうか以前に、お肉を食べるってすごいことなんだなぁ・・・と感じた、ハンターの取材でした。

2年目のデニムの色落ち

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▲第2弾 経年変化撮影(7ヶ月目)

Mさんのデニムは、今年も着々と色落ちが進行しています。去年より膝部分がしっかり落ちてきているので、今後の経過を追いつつ去年と比較するのは非常に面白そうです。最高にワイルドな尾道デニムの完成まで、皆さまもどうぞお楽しみに。


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MARIKO HAMANO

MARIKO HAMANO

神奈川の実家でプロジェクトの特集をTVで見て衝撃を受けた。気付けば車で尾道へ向かい、今はSHOPで働いている。コンセプトのあるお洋服が山ほどある中、ノンフィクションの物語が詰まっているのはONOMICHI DENIMだけ。素敵な1点モノが、毎日をワクワクさせてくれます!
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