旅するデニム 〜ドイツからの手紙〜

By 2015年1月28日NEWS

「旅するデニム」企画のpart.1でもご紹介させていただいたドイツで働く堀江さんは、この尾道デニムを知り、今住んでいるドイツの人口の大半がデニムを着用していることに興味を持ったそうだ。そこで、ドイツの国のデニム事情を伺った。国によって、働く格好が違うことは当たり前のことですが、デニムを履いて働く文化が日本にも根付いたら素敵だと思った。

ドイツとジーンズ

ジーンズの染色用である合成インディゴはドイツ人のアドルフ・フォン・バイヤー氏により開発された。だからではないだろうが、ドイツの街中を歩くとジーンズを履いている人の数に驚く。冬場は暖かめなズボン着用が増えるが、それでも5割以上はジーンズを着用している。夏場など8割方ジーンズではないだろうか。

ドイツ人の友達数人に「どうしてドイツ人はジーンズが好きなの?」と、質問してみたところ「Coolだし、実用的だから。快適だしね。」と、だいたい同じ様な返答だった。(ドイツ版ネット知恵袋も同じ様な回答が多かった)
「ジーンズはCool」という言葉を聞くと、なんだか面白いとも感じるが「かっこいい」と皆が思っていることは分かった。ただ僕は「実用的で、快適」というところに「ドイツ人らしさ」を感じるし、若者以外もジーンズをよく履いているという事を考えると「実用的」という部分が占める割合が大きいように思う。

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屋外が好きなドイツ人

ドイツ人はアウトドア好きだ。アクティブに何かに取り組むことも多いけれど、基本的に屋外にいる事が好きだ。特に散歩と日光浴が好きで、日が差すと散歩をしながら考え事をしたり、友達やカップルで散歩たり芝生の上に寝転がって話しをしている風景を良く見かける。

休憩用のベンチは街の至るところにあって。森の中にだってポツンとベンチが据えられている事もある。ジーンズは疲れたらベンチ休憩したり、草むらで寝転がるのにも最適だ。

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野外のビアガルテンで過ごす時でも、汚れたベンチを気にしなくてもすむ。また、家や農場も大きいことから、いろいろな作業でも破れにくく、動きやすいズボン。「実用的なズボン」といった感覚が国民全体に広がって愛されているのではないだろうか。僕は、ドイツ人が履くジーンズは日本人が抱くドイツ人のイメージそのものだと思っている。

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銀行窓口でもスーツを着ないでジーンズ+ジャケットという人もいる。どこまでジーンズでOKなのか、まだ調べてはいないけれど、近くの診療所のお医者さんもジーンズで診療していた。ドイツに来たらどんな人がジーンズを履いているのかを観察するのも面白いかもしれない。(text:Shingo Horie/Germany )

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SHINGO HORIE

SHINGO HORIE

三重県奥伊勢出身。10代でスキューバーダイビングにハマり、ダイビングインストラクターになるため、尾道で海技学院に入学。卒業後、ダイビングインストラクターとして就職。山口県、鹿児島トカラ列島、沖縄本島を転々と仕事をする。その後、ダイビングの能力を活かしつつ人助けるため、海上保安庁に入庁。入庁後、潜水士、特殊救難隊として救助活動に専従しつつ、休暇では海外一人旅を続ける。3.11発生後、組織ではなく自分自身の力で人の役に立ちたいと考えていたところ、ドイツ旅で出会った知人がドイツ移住を勧める。悩んだ末、2014年1月渡独。現在、ドイツ語を勉強しつつ、自分探し中。
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