尾道デニム写真集 page36

By 2018年8月12日NEWS

LOT No.513A
職業:棺職人
MODEL:RESOLUTE 710
SIZE:W82cm/L75cm(W33/L32)
price:¥38,800+tax

家具作りが盛んな備後地方。尾道市や福山市の山側や府中市は家具の街として栄え、最盛期ほどではないそうですが今も多くの家具屋さんや家具工場が集まっています。そんな中、とあることがきっかけで繋がりを持たせていただいた棺工場さんがありました。「棺」と聞くと、失礼ながら縁起が悪いのでは?と思われることもあるかと思います。ところが実際は全くの考え違いで、この工場の職人さんはじめ皆さんの想いをお聞きして目が覚めるような気持ちになりました。

「棺とはただの木で作った箱ではない。人の姿がこの世で最後に存在し、今生に別れを告げる特別な場所だと思うんです。」

それは着飾った言葉ではなく、大切な人を想う心が生んだ力強い言葉に聞こえました。ですから皆さん、自分が作る棺には気持ちを込めて大切に作っておられるのです。

さて、工場では木材を加工して棺を作っていくのですが、その作業は相当ハードです。職人技で美しく削られた長さ2mにもなろうかという木の板を抱えてモモに乗せて組み立てていきます。そのせいで職人さんたちの作業着はいつもモモが擦れ、早いときは一月ももたずにぼろぼろに破れてしまうそうです。特に利き脚のモモは擦れ方もハンパないそうです。そんな棺職人さんたちが尾道デニムプロジェクトに参加したらどんなデニムができるのか。1年間もつのか?どんな色落ちをするのか?

プロジェクトの主旨をお伝えして穿き込みをスタートしたのが昨年の5月、暑い夏場は少しお休みして約1年。棺職人デニムが完成しました!

やはりかなりハードに擦れたヒザ上。すごいですね!ヒザをついて破れたのではなく、破れているのは持ち上げたモモで木を支えるヒザの上です。

そしてこのデニムの職人さん、片脚だけにダメージが集中しないように意識して利き脚でないほうの脚も使ってくれています。他の職人さんはほぼ右脚のみにダメージが集中しているんですが、なんだか愛情を感じて嬉しいですね^^

棺職人×デニム。それぞれのもの作りへのこだわりと愛情が詰まった世界に1本の尾道デニムです。
ぜひ実際にご覧いただければと思います。お暑い中ですが尾道デニムショップへ遊びにお越しください^^


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WADAMIKIHIRO

WADAMIKIHIRO

学生時代にデニムと出会い、デニムの仕事に携わり続けてかれこれ20年。穿き込むことでどんどん自分にフィットしていくデニム本来の魅力は勿論のこと、尾道デニムを通じて人と人とが繋がることの楽しさを、たくさんの方にお伝えしていきたいと思っています。
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