ドイツからの手紙 VOL.15 〜北欧のポストから 5通目〜

By 2015年10月15日REPORT, 堀江伸吾

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水源より

氷河や残雪から流れ出す細い水筋はトレイル上で喉を潤わすせせらぎになっていたり、時には集まり、渡るのが困難な川になっている。そんな時はできるだけ飛び石の要領で川を渡るのだけれど、中にはどうしても靴を脱いで徒渉しなければならない場所もある。そんな所では、うっかり転んで荷物が濡れない様に慎重に渡るのだけれど、雪解け水は恐ろしく冷たく「つめてえーー」を連呼する事になった。渡り終えた後、しばらく放心状態になるほど冷たい水に触れたのは初めてだ。

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川の水は次第に大きな流れに変わり、海の様に大きいVrihaure湖に流れ込んでいく。ハイランドからは源流が湖に辿り着くまでの道を歩くが、ただ下り道だけではなく何度も大きな丘を越えた。ある丘の上で視界に飛び込んできた湖は息をのむ程に美しく光り、夜10時すぎの日没時テントから湖を眺めると、ノルウェーの雪を被った山々が雲間から照らす夕日に輝いていた。光の雨の様な風景にしばし見とれてしまった。

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SHINGO HORIE

SHINGO HORIE

三重県奥伊勢出身。10代でスキューバーダイビングにハマり、ダイビングインストラクターになるため、尾道で海技学院に入学。卒業後、ダイビングインストラクターとして就職。山口県、鹿児島トカラ列島、沖縄本島を転々と仕事をする。その後、ダイビングの能力を活かしつつ人助けるため、海上保安庁に入庁。入庁後、潜水士、特殊救難隊として救助活動に専従しつつ、休暇では海外一人旅を続ける。3.11発生後、組織ではなく自分自身の力で人の役に立ちたいと考えていたところ、ドイツ旅で出会った知人がドイツ移住を勧める。悩んだ末、2014年1月渡独。現在、ドイツ語を勉強しつつ、自分探し中。
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