尾道のドクターが履くデニム

By 2015年2月12日NEWS

ドクターといえば、白シャツにネクタイ、ボトムスは黒のスラックスで、その上から白衣・・・というスタイルを想像しませんか?「実は、ネクタイはそこまで頻繁に洗わない為あまり衛生的ではないという説もあり、シャツやスラックスも活動性があまり良いとは言えません・・・」と仰るのは、2014年秋からドクターの色落ちのデニム創作にご協力いただいている かつたに先生。

大きな病院では難しいこの仕事のスタイル。ですが、かつたに先生のような開業医の方々の中では、衛生面と活動のしやすさを重視して、“デニム+シャツ+白衣”や、先生のように“デニム+ケーシー(医療関連のお仕事の方が着ているトップス)”、のようなスタイルの方も、少なからずいらっしゃいます。

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医療にも通じる、尾道の魅力
先生は広島県元々廿日市市のご出身で学生時代から尾道が好きだったそうです。医者になり、足かけ10年間を総合病院で過ごした後、昨年2014年に独立し、開業。開業の理由の1つに「個人経営の方が、患者さんの為にしてあげたいことが思うようにできる」ということを仰ってました。なんて素晴らしい・・・・・。

ここ数年、尾道は移住者が増えてきているのですが(私も出身は神奈川です)そうとは言え、高齢化が全国平均よりも約10年以上進んでいるのが現実。しかし在宅の高齢者を支えるために、今より20年以上前から地域医療のシステムが構築されており、「尾道方式」として全国的に知られているということを教えて頂きました。
その地域医療のシステムが成り立つ理由、それこそが、かつたに先生が“尾道で”開業した理由に通ずるところがあります。デニムの特徴を探る前に、尾道の医療に関する話を聞かせて頂きました。

暖かい尾道の地域医療

かつたに先生は総合病院時代から在宅医療に関わっており、尾道のありがたさを感じていると仰います。高齢の患者さんが退院して在宅医療に移行する際は、退院前に今後の在宅ケアのやり方を話し合う場を設け、そこに患者さん本人、家族、総合病院の担当医、地元のかかりつけ医、ケアマネージャー、看護師、薬剤師、栄養士、ヘルパー等その患者さんに関わる人が一堂に会し、 今後の治療方針をみんなで話し合うのだそうです。時には患者さんの必要性により耳鼻科、泌尿器科、歯科等の先生が参加することもあるそうです。一人の患者さんの為とはいえ、とても大掛かり。
「効率的な方法ではないんじゃないか?」と質問すると、各自が役割分担をしっかり把握し、実行することができる為、結果的に非常に効率がよく患者さんの満足度も高いとのこと。
そして、患者さんに関わる全員が「この方をどうにか良くしてあげよう」と思っていることが非常に重要。

尾道は、人と人との繋がりが深いのが特徴。医療関係者だけではなく、家族や、近所の人、よく行くお店の店主。それぞれが相手を思いやる温かさが、素敵な医療の取り組みを生み、お年寄りも安心して暮らすことにつながっているんですね。

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好きな場所で、自分の働き方を実現する
かつたに先生は、そんな尾道の暖かさがある意味凝縮したようなある飲み屋さんにちょくちょく通ってらっしゃいます。「自分の好きなお店があって、毎日でも会いたいマスターがいる。町の人が暖かい。こういう尾道の良いところを継承する医療がしたい」こんな名言までさらっと言える先生。誇りを持って仕事をするという、素敵なお手本を見つけました。

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(先日、京都の尾道デニムキャラバンにお越しのお客様が、尾道まで遊びに来て下さいました。介護関係のお仕事をされているそうで、尾道方式の医療×介護×町づくり・・・話題はつきません。)

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と、デニムの特徴を探る前に、尾道の医療に関する話を沢山聞かせて頂きました。熱い志を持ち仕事に取り組むかつたに先生のデニムには、ヒゲではない独特のアタリ感が腰回りに出ています。仕事中は座っている時間が長い先生。少し大きめのサイズで穿き、右足を組むのが癖なので、その姿勢と余った生地が少し変わったアタリを生み出しています。
ただし、アフター5の飲み屋さんで過ごす時間が、よりこのアタリを育てているというのだろうということは、ここだけの秘密です。

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MARIKO HAMANO

MARIKO HAMANO

神奈川の実家でプロジェクトの特集をTVで見て衝撃を受けた。気付けば車で尾道へ向かい、今はSHOPで働いている。コンセプトのあるお洋服が山ほどある中、ノンフィクションの物語が詰まっているのはONOMICHI DENIMだけ。素敵な1点モノが、毎日をワクワクさせてくれます!
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